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ユニバーサルデザイン

 最近、いろいろなところで目にするユニバーサルデザイン。障がいがある方や高齢者の方、乳幼児、妊娠されている方など社会的弱者と言われる方に配慮したデザインにすると、全ての人に優しいモノになるという考え方です。


 障がいのある方や高齢者の方用のトイレがみんなのトイレとなっているところが増えていますね。これもユニバーサルデザインです。


 この社会は、大多数の大人に都合が良く作られていますが、少数派の人には使いにくかったり、使えないモノがたくさんあります。その立場にならないとわからないですが・・・。


 子育てをしていると、ベビーカーで通れずに遠回りをしたり、1台しかないエレベーターを長時間待ったりする経験をされたことがあると思います。子育てをしていないと、そんなことには気づきません。


 社会的弱者の方々が使いやすかったり、わかりやすいならば、他の人にとっても利用しやすいはずです。この考え方が広がれば、社会はもっと生活しやすくなるでしょう。心に余裕が生まれ、人に優しくなれるかもしれません。


 保育園にいる子ども達は、みんな社会的弱者です。子ども達が活動しやすいように、もっと環境を見直したいと思っています。どの子にもわかりやすいように、どこに何があるか絵や写真で掲示すること、次に何をすればいいのか絵や写真でスケジュールを掲示すること、どの場所に座ればいいのか目印をつけることなど、今までもやって来たのですが、さらに子どもの視点に立って見直したいと思っています。


 開園して5年以上経つと、子ども達がわかっているはずと思い込んでいることがあるように思います。子ども達は、困っているのに周りを見ながら一生懸命に行動しているのかもしれません。どの子にもわかるようにすると、子ども達みんなが安心して自分から行動できるようになるでしょう。子どもだけでなく、私達の生活は環境の影響をうけやすいので、環境を考えるのはとても大事ですね。


 ご家庭でもお子さんの視点に立って家具やモノの配置を見直したり、わかりやすいように目印をつけると、「○○しなさい」と声を掛ける回数が減ると思います。言われて行動するよりも、自分で行動する方が意欲が高まりますね。



 

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