保育園に行く

　先週木曜日から、急に高熱が出るお子さんが7～8人いて、欠席したり、早退したりしました。登園した時は元気でいつも通りだったのに、急にぐったりして心配しました。食欲がある子もいれば、まったく食べれない子もいます。

　受診した結果、ヘルパンギーナ、咽頭炎、夏風邪など病名は様々です。でも、これだけ同時期に高熱が出たのですから、ウイルス性の感染症だろうと思います。朝晩の気温差が大きかったり、気候が安定しなかったり、初めての集団生活の疲れもあるかもしれません。

　先日届いた近隣の小児科のお便りに、一気に感染症が拡がっていると書かれていましたが、３年間コロナの感染防止対策をして他のウイルスにも罹ることがなかったので、免疫もできていないことが今頃感染症が拡がっている大きな要因だと思います。初めて保育園に預けられる保護者の方は、登園できたかと思ったら、また病気になってお休みの繰り返しなので、精神的にも辛いと思いますが、徐々に病気に罹らなくなるので、少し長い目で見てくださいね。

　入園前は、ずっと大好きなおうちの方と一緒に自分のペースで過ごしていたと思いますが、登園するためには、自然に目が覚めるのを待つわけにはいきません。朝ごはんを食べさせてあげたいと思えば、より早く起こさなくてはいけませんね。機嫌も悪いでしょうし、着替えなど身支度を整えるのも大変でしょう。仕事に遅れないようにするためには、お母さんの睡眠時間はさらに短くなるので、疲れが重なりますね。

　子育てをしていた時の私の願いは、「朝、洗濯物を干したい！」でした。朝、洗濯物を干すと気持ちがいいですね。でも、朝は余裕がないので夜に干すしかありませんでした。子どもと一緒の朝ごはんどころか、立ったまま食べていました。「座って食べたい！」もその頃の願いです。

　上の娘が小学１年生、下の息子が１０か月で育児休暇から復職し、１時間通勤時間をかけて早朝保育も担当しました。息子の朝ごはんは、おにぎりとバナナとジュース。それでも、大きな病気もせずに成長しました。この時期の辛さは、きっとみんな同じだと思います。大人はだんだん要領がよくなり、子どもは日々成長して自分のことが少しずつできるようになっていきます。保育園で友達と遊ぶことを楽しみに、「早く行こう！」と言ってくれるようにもなります。その日を楽しみに、今の大変さを乗り越えてくださいね。