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変化をたのしむ

 改めて人は変化に弱いと思います。新年度は、子ども達にとっても、私達大人にとっても変化の連続です。今までと違う人と出会い、違う場所で生活して、違うものを食べて・・・。疲れるはずです。変化を楽しめるといいのですが、誰もがそんな好奇心を持ち合わせているわけではありません。いつもの場所でいつもの人といつものように生活できれば、こんなに安心なことはないのですが・・・。


 それでも人は変化を受け入れることができます。初めは与えられた変化だとしても、それに適応するために、自分の能力をフル活動させて、新しい生活を楽しめるようになります。新年度の子ども達は、今まさにこのような状況にあります。子どもたちが、変化を受け止め、乗り越えて楽しめるように、子ども達の目線に立って、気持ちに寄り添いたいと思います。


 大人も子どもも変化に弱いですが、大人は経験があるので、見通しを持つことができます。ここまで頑張ったらどうにか大丈夫と思えますね。子ども達も、次になにが起こるか伝えると、安心します。抱っこをする前に、「オムツをかえようね」「ごはんを食べるから椅子に座ろうね」子どもは大人の優しい声掛けで次に起こることを予測できるようになります。


 後ろから抱き上げるのではなく、前に立って言葉をかけてから抱っこする・・・些細なことに思われるかもしれませんが、自分が何をされるかわかると子どもは安心できます。新しいことが次々に起こる今こそ、次に何があるか言葉や写真、絵などで伝えると見通しを持って自分で行動できるようになります。


 明日は小学校の入学式です。卒園した子どもたちにも、変化が次々に訪れて、不安になってしまうかもしれません。見通しを持てると、乗り越えるのが楽になります。スタートはとても大事です。お子さんの気持ちに寄り添い、丁寧にわかりやすく学校生活に見通しが持てるよう伝えてあげてくださいね。変化を楽しめますように。

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