夢中になれること
- 智子 大瀧
- May 30, 2023
- 2 min read
午前中、ちょっとした騒ぎがありました。4歳児のAくんが水筒の蓋にダンゴムシを3匹入れていたのを担任の先生が発見したのです。泥に塗れたダンゴムシは窮屈そうに水筒の飲み口のところに丸まっていました。
りんごの花保育園の駐車場から園に行く途中にダンゴムシがたくさん生息している場所があって、虫に夢中の子ども達はそこで毎朝と帰りに虫探しをしています。そのダンゴムシを水筒の蓋に入れたようです。
びっくりすると同時に笑いが・・・。水筒の蓋に入れるなんてよく思いついたなと思いました。間違えて飲んでしまったら笑い事では済まないかもしれませんが、こんなところにダンゴムシを入れるAくんはなかなかの強者だと感心しました。
でも、どうしてそんなところに隠したのか不思議でした。担任の先生に聞くと、少し前、虫かごにナメクジを入れて持って来て、それが逃げ出して大変だったそうです。それ以来、お家から虫かごを持って来ないという約束にしたそうです。
ナメクジは寄生虫がいるので、注意が必要です。でも、子ども達にはナメクジもダンゴムシもカタツムリもみんな自分の手のひらで遊べる虫なので、なんでこんなに大人が大騒ぎするのが不思議でしょうね。
りんごの花保育園は、道路に挟まれているので、なかなか虫が寄って来てくれません。やって来るのはダンゴムシとカナブンくらいのものです。こんなに子ども達が虫に夢中になっているのに、ダンゴムシを保育室に連れて来てはいけないというのはかわいそうな気がしました。子ども達と話し合って、安全で楽しく虫といっしょに過ごせる約束ができればいいなと思います。
夢中になれるものがあるのはステキなことですね。ずっとその気持ちを持ち続けていたら、将来は虫博士になったり、虫を生かした新しい産業を生み出せるかもしれません。子ども達の心に育っているものを良い方向に導くのは大人の役割ですね。
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