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太陽のちから

 卒園証書を渡す時に、「社会福祉法人太陽のちから りんごの花保育園園長・・・」と読み上げるのですが、子ども達から、「太陽のちからってなに?」「太陽のちからがりんごの花保育園をつくったってこと?」と尋ねられました。


 子どもたちが、りんごの花保育園の法人名を聞くことはなかなかないので、とても不思議に感じたようです。5年前、社会福祉法人を立ち上げたときに、私が悩みに悩んで付けた法人名です。普通、社会福祉法人は、〇〇会というのが多いので、違和感を感じる方もいらっしゃるかもしれません。


 以前のブログに書いたように、自分が保育園を作ることができたら、『りんごの花保育園』という名前にしょうとずっと前から考えていましたが、社会福祉法人を立ち上げることができるとは思っていなかったので、福岡市の保育園運営者募集に仮の法人名を書くときは相当悩みました。結果、動植物

(人も)が育つには、太陽のエネルギーが必要であり、りんごの花保育園が大きく育つために、『太陽のちから』にしようと決めました。


 社会福祉法人は、公益に資することを目的として設立されているので、利益を求めることはできません。運営の資金には公金が投入されているので、透明性、公明性が求められます。毎年1回の監査が厳しいのも仕方ありません。税制の優遇があるので、社会福祉法人を設立して保育園を運営するメリットは大きいのですが、社会福祉法人格の認可をもらうハードルはかなり高いので、設立認可がもらえた時、周りの方に相当驚かれました。


 社会福祉法人の認可をもらうために、何日も何日も寝ずに書類を作りました。こんなにがんばったことは今までにないくらい大変な思いをしました。個人で社会福祉法人を立ち上げるために、死力を尽くしたというのがその時の私の心境です。


 やっとやっと社会福祉法人を立ち上げ・・・でも、その後も本当に大変でした。そんな思いをして今があります。もちろん、たくさんの方に助けられました。その恩に報いるためにも、りんごの花保育園が太陽のちからを受けてさらに発展するよう頑張ります。


 昨日、りんごの木に新しい葉がついているのを見つけました。太陽のちからで、今年もりんごの花が咲きそうです。

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