子どもの一番の味方に

 今日はこどもの日。1948年に端午の節句である5月5日がこどもの日として制定され、今年で74年になります。その3年後、1951年5月5日には、児童憲章が制定されました。


 ・児童は、人として尊ばれる

 ・児童は、社会の一員として重んぜられる

 ・児童は、よい環境の中で育てられる


 児童に関わる者として常に心に留めておかなくてはいけない児童憲章の前文です。その後、1994年には日本でも、『児童の権利に関する条約』が批准されました。この世界的条約は、18歳未満の子どもを大人と同等の権利をもつ者として、その権利を保障しています。


 『こどもの日』『児童憲章』『児童の権利に関する条約』と子どもを一人の人間として尊重するための条約や法律が制定されていますが、現在の子どもたちはその権利を享受しているのでしょうか?


 昨年度、子どもの悩みを聞く『チャイルドライン』に寄せられた相談は17万件を超え、学校や家などに居場所がない、いじめ、児童虐待などの相談が多く寄せられたそうです。


 これだけ社会が豊かになっているのに、不安や不満を抱えている子どもたちが増加し続けているのはなぜでしょうか?なぜ子どもたちは幸せを感じられないのでしょう?


 コロナの影響もあるのでしょうが、悩みや不安を打ち明けられる信頼できる大人が周りにいないことや親子関係が原因の一つのように思えます。


 日本の若者の自己肯定感が低いというデータがあります。能力があっても、できる自分を認められないのは苦しいですね。困ったことがあっても、自分は乗り越えられる力を持っているし、乗り越えられない時は誰かが助けてくれると思えると、もっと自信や勇気をもつことができるはずです。


 なぜ自分に自信が持てないのでしょうか?なぜ困っていたら誰かが助けてくれると思えないのでしょうか?自分は大丈夫、自分は愛されている、大事にされている、尊重されているという実感が持てないのは悲しいですね。


 大好きだよ、大丈夫だよ、困ったことがあったら助けてあげるよ・・・そんな言葉をかけやすいのは、乳幼児期です。子どもが成長するにしたがって言葉は重たくなり、だんだん口に出せなくなってしまいます。言わなくてもわかってるはずというのは大人の思い込みです。口に出さなくては伝わらないです。一番近くで見守ることができる乳幼児期に、安心できる存在になりたいですね。

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