気になる新年度の入所申込み状況

 保育園は、0歳から6歳までの子ども達が生活し、育つ場です。保育所保育は、養護と教育を一体的に行うことが特徴です。養護は、子どもが健康で健やかに育つために、そして情緒が安定して一人一人の子どもが自分らしく育つために保育者が行う援助であり、教育は、子どもが環境に働きかけ、環境との相互作用の中でわかったり、学んだりできるようになるための保育者の援助です。


 幼い子ども達が8時間(標準の保育時間)を過ごす場なのですから、居心地が良く安心できる環境を整え、保育者が温かく子どもの思いを受け止め、子どもの気持ちに寄り添いながら、健康に過ごせるよう注意深く関わることが求められます。


 保育所保育指針には、保育所は、子どもが現在を最も良く生き、望ましい未来を作り出す力の基礎を培うための場だと書いてあります。私はこのフレーズがとても好きなのですが、子どもの今が楽しくて幸せと感じられる生活を保障しつつ、未来を生き抜く力を育てなくてはいけないということなのだと思っています。


 保育園が、大変な重責を担っていることは明らかです。保育の方法には正解がないものの、保育所保育指針に沿って保育を行うことは必須であり、具体的な方法はそれぞれの保育所に任せられているのです。


 保育の方法に正解がなく、それぞれの保育園に任せられているというところが、私たちの仕事のやりがいでもあり、悩むところでもあります。保育所保育指針が制定されたのは、昭和40年。それから 4度改訂されて今に至っています。社会情勢や子どもの姿、社会が求めていることなどの影響を受けて改訂されるので、以前勤めていた園でも、そのたびに、話し合い、保育所保育指針に沿った保育を行ってきました。


 りんごの花保育園でも、保育所保育指針に沿った保育を行っているのですが、見学者の方に、未満児の担当制保育や、以上児の子どもの意見や思いを聞きながら活動を進めていく保育について話をすると、とても驚かれることがあります。


 先週3歳児の娘さんを入園させたいと見学に来られたお母さんが、「小学2年生のお兄ちゃんをここの保育園に入れたかった。」と言われました。3年前、東京から転勤で福岡に来られたそうですが、転園させた幼稚園では〇〇しなさいとずっと言われるので、情緒不安定になって大変な思いをされたそうです。


 いろんな保育の方法があります。正解があるわけではないので、それぞれの園で大事にしていることを理解し、お子さんの思いや個性などを考えて保育園や幼稚園を選ぶことが大切なのではないでしょうか。


 新年度の入園に向けて、もうすぐ入園申込書の受付が締め切られます。見学に来られる保護者の方は、保育園に入れるか心配されているようですが、私達は、来年の4月に定員を満たすことができるのか心配です。りんごの花保育園がいいと思って入園して下さる方が増えることを願っています。




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