日常を過ごせる幸せ
今日は、3歳児Hくんのお誕生日でした。登園してきたHくんに、「おたんじょうび、おめでとう。何歳になったの?」と聞くと、指を3本出してニッコリ。「違うよ。もう一つ、こうだよ」と4本指を立てて言うと、慌てて真似をする姿を見て思わず笑ってしまいました。
3月生まれの子どもたちにとって、誕生日はほんとに待ちに待ったという感じです。同級生が次々にお兄さんお姉さんになるのを1年間じっと見ていたのですから。
朝の放送の時間になっても、誰も事務室に来ません。やっと現れたのはHくんだけ。放送をしたい子が7人もいて、なかなか決まらなかったので、今日の放送当番は、誕生日のHくんだけになったようです。
「今日お誕生日の◯◯です。」の自己紹介とともに、日付や今日の予定、体操の曲名もしっかり放送してくれました。3歳児は放送できるようになると、とても自信がつきます。たどたどしい言葉の放送も、みんな温かく見守ってくれ、「上手だったよ。」「かわいい」とたくさん褒めてくれます。
暖かい日だったので、はな組2歳児は壱岐公園へ、りんご組3・4・5歳児は、
室見川へ散歩に行きました。室見川に行った4歳児のSちゃんがつくしを、3歳児のMちゃんが黄色いお花をお土産に持って来てくれました。
Sちゃんが私につくしを渡そうとするのを見ていた5歳児のAくんが、「それね、事務所に置いてたら、風が吹いて頭がぱっと開いてつくしがいっぱい生えてくるよ」と教えてくれました。Aくんはいつも絵本をたくさん読んでいるので、とても物知りです。子ども達との毎日は、小さな笑いや発見で溢れていて、こんな時間を過ごせることに感謝です。
3月11日・・・東日本大震災から11年の時が流れました。どんなに時が流れても、大事な人を失った人たちの悲しみが癒えることはないでしょう。今朝、テレビをつけると、東日本大震災とウクライナとロシアの戦争についてのニュースが流れていて、気持ちが沈みました。大事な人をなくしてしまう人がこれ以上増えないことを祈ることしかできません。
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