監査を終えて

　福岡市から2人の監査の方が来られました。昨日は、みんなで園内外を片付けたので、とてもすっきりしました。大きなごみ袋を６つも出しました。どれだけ不要なものをため込んでいたのでしょう。私も勿体ないと思ってなかなか物が捨てられず、整理が下手です。不要なものを置いておくと、必要なものがすぐに取り出せないので効率が悪いですね。もっと整理整頓に努めなくてはと思います。

　監査のおかげで園内外が片付き、危ないものを発見したり、安全な環境づくりができるので、監査は大事だと思います。大変ですが・・・。

　監査の方となかなかお話しすることができない保育制度のお話や要望を伝えることができてよかったです。いろいろ書類に抜けていることがあって冷や汗が出ましたが、実際に子ども達の姿を見られて、保育はとても褒めてもらいました。

　「素敵な保育をされていますね。子ども達がみんな生き生きして。いろんな園を廻っていますが、どこの園でも手持無沙汰なのか、何をしてるの？って近づいてくる子がいるんですが、ここはそんな子が誰もいないですね。それだけ遊び込んでいるんでしょうね」

　言われて、気づきました。見学者の方を連れて保育室に入っても誰も近づいて来ないので、なんでだろう？と思っていたのですが、そういうことだったんですね。みんな見学の方が来られるのに慣れてしまって来ないのかな？と思っていたのですが、自分たちの遊びに集中しているからなんですね。納得しました。

　「廻っている時に、先生たちが指示する声を１回も聞きませんでした。」と言われたので、「指示はできるだけしないようにしています。子ども達は自分で考えて行動できるようになっていくので、指示しなくてもよくなっていくんです」とお話しすると、「子どもの主体性を大事にしているということですね」とまたまた嬉しい言葉をいただきました。

　もうひとつ・・・「保育室に入っていった時、先生たちの笑顔がとっても良かったです。私、ここに入っていいんだなと思えて・・・」監査の方も気を遣ってあるんですね。監査をされる方の苦労が少しわかったような気がしました。

　「『監査があるから園がきれいになってよかったね』って話してたので、先生たちも見られて嬉しかったんじゃないでしょうか？」とちょっと無理をしてお話ししましたが、１年に１回は振り返ったり、見直すことは本当に大事だと思います。

　今年度の監査も無事（？）に終わりました。「４年目（本当は６年目です）でこんな保育園にできてすごいです」と言われました。これも先生たち、保護者の方、なによりかわいい子ども達のお陰です。この感謝の気持ちを胸に前に進みます。