自分で考える

 昨日の朝、台湾のデジタル担当大臣オードリー・タンさんに、「天才脳を育てるには」をテーマにインタビューしたテレビ番組を見ました。「天才脳を育てる」や「東大に合格するには・・・」というタイトルは心惹かれますね。


 世界中から注目されている若き指導者オードリー・タンさんは、子どもに関わる時、「〇〇しなさい」と言うのではなく、「どうしたらいいと思う?」「なぜそう思うの?」と問いかけるソクラテス問答が大切だと話されていました。大人が指示を出し、それに子どもを従わせるのではなく、子ども自身に考える時間をつくることが大事だということです。


 さらに、子どもに禁止をするときには、なぜだめなのかを伝えることが大切だとも話されていました。「〇〇だからできない、やめてほしい」と理由を伝えると、子どもは想像力が働き、次に同じようなことや似たようなことが起こった時に、自分で考えてやめることができますね。


 ソクラテス問答も、ダメという言葉を使わずに、「〇〇だから、しないでね。」というのも、開園してからずっとりんごの花保育園が大切に実践してきたことです。私たちが、子どもの将来に向けてつけたい力を育てるために当たり前にやってきたことが、こうしてテレビで取り上げられると、まだまだ社会には子どもに対する関わりで大切なことが周知されていないのかなとも思いました。


 みんなが天才や東大生になれるわけではないですが、生活や遊びの中で考える力をつけることは、その後の人生を生きていくうえで大きな力になります。りんご3組(5歳児)を見ていると、この3年間での育ちが明らかです。子ども同士で話し合うということが日常化しているので、自分の意見を言ったり、友達の意見を聞いて解決策や答えを見つけようとします。話し合って決めたことは、実行しようとする原動力になっています。保育の質は目に見えにくいと言われていますが、りんご3組の子ども達の姿を見ると、育っている力を実感します。


 今年度から始めた『プロジェクト保育』も、考える力や友達と力を合わせる力を育てることに大きく貢献しています。これからも、子ども達に問いかけ、子ども自身が考える時間をつくり、りんごの花保育園の保育目標である『自分で考えて行動しようとする子』を育てていきたいと思います。

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