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見えない成長

 昨日は、この1年間の子ども達の成長を見てもらう生活発表会でした。他のお子さんと比べることなく、1年前のことを思い出していただくとその成長を実感してもらえたと思います。見える成長は嬉しいですね。でも見えない成長はもっと嬉しいです。


 生活発表会が始まる前、つぼみ組(0歳児)にお子さんを預けているT先生が「園長先生、これ見てください。昨日(5歳児の)MちゃんからY(お子さんの名前です)あてにもらった手紙です。つぼみ組5人全員に書いてくれたんですよ」


 「りんごがり」というのは、つぼみ組がステージの上でりんごを採って遊ぶ発表内容のことです。Mちゃんは、毎朝はな組(1・2歳児)保育室でつぼみ組の子ども達とたくさん遊んでくれます。朝の受け入れをしてくれることもあって、つぼみ組の子ども達はみんなMちゃんが大好きです。


 Mちゃんは0歳児で入園し、今でも時々私たちの話にでてくるほど慣れにくいお子さんでした。「なにがいけないんだろう?」と職員勉強会で話し合ったこともあります。恥ずかしがり屋なところは変わっていませんが、こんなに心が成長しています。


 生活発表会が終わった後、みんなで食事をとっている時に、主任のA先生から、保育士が発表会の練習が思ったように進まなくて、園に爆破予告の手紙を出してリハーサルや発表会を延期させようとして威力業務妨害で逮捕されたという話を聞きました。


 保育士も一生懸命だったのだと思いますが、誰のためのなんのための発表会でしょう?考えさせられます。子ども達の心は深く傷ついたでしょう。


 すばらしい劇や器楽演奏をする園の先生に尋ねると「子どもはすごいですよ。教えなくてもどんどん覚えていく子もいます。何度教えてもできない子もいるんですけどね」何度教えてもできない子は発表会までの時間をどんな思いで過ごしているのでしょう?大人が思うよりも、できた、できないの評価は子どもの心に深く残ります。そんな評価が必要でしょうか?


 生活発表会が終わっていろいろ考えていたら、今年も卒園式で一番に泣いてしまいそうです。そんなに涙腺は弱い方ではないと思っていたのですが・・・。

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