言葉の暴力
- 大瀧智子
- Feb 15, 2018
- 2 min read
人はストレス状態の時、自分より小さい者や弱い者を攻撃してしまうことがあります。7,8年ほど前、ショッピングセンターで買い物をしていた時に、4歳位の男の子が私の進行方向に立っていました。狭い通路だったので、よけようとすると、後ろから赤ちゃんをカートに乗せたお母さんが、「じゃま、どいて!」と大きな声でその子に向かってどなりました。慌ててよけようとしたその子に、お母さんは、「じゃま!あんたの存在そのものがじゃま!」とどなりました。あまりの驚きで、そのお母さんの顔を見ることもできませんでした。しばらくその言葉を思い出しては落ち込み、頭から離れませんでした。
子育ては、大変です。子どもは思う通りには育ちません。何度言っても同じことをして、わざとのように困らせることもあります。イライラが募り、爆発してしまうこともあるでしょう。
それでも、それでも・・・言ってはいけない言葉があります。
うるさい、じゃま、いいかげんにして、あんたなんか産まなければよかった・・・
子どもは、みかけよりずっと傷ついています。
そんな言葉を口にしてしまった時、言ってしまいそうになった時、お母さん自身が一番苦しんでいる時です。助けてくれる人は必ずいます。子どものために、お母さん自身のために、「助けて」と言う勇気を持って下さい。
自分は親から虐待されて育ったと言われるお母さんに時々出会います。自分も子どもを虐待しそうで怖いと、母親になってからも、その苦しみは続きます。
今でも、あの時のお母さんに何か声をかけられたらよかったのに・・・と悔やみます。子育てはお休みしたり、休憩したりすることができないので、お母さんを追い詰めてしまいます。子育ての大変さがわからない人はもちろん、誰もあの時のお母さんを責めることはできません。
もっと子育ての大変さへの理解が深まりますように。もっともっとお母さんたちの笑顔が増えますように。
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