やっぱり乳児保育

 保育所保育指針が改訂され、4月から施行されます。改訂ポイントのひとつは、乳児保育と3歳未満児保育内容の記載が充実したことです。3歳未満児で保育園に入所する子ども達が増えて、その年齢の子どもの発達・援助の正しい理解が求められているからでしょう。

 私が子育てをしていた時は、時間ごとに授乳をしなさいと言われていました。寝ていても、起こして飲ませなくてはいけなかったのです。赤ちゃんが泣いても抱き癖がつくからすぐに抱っこしない方がいい、赤ちゃんは泣くのが仕事だから泣いても大丈夫と言われました。今では考えられないことです。

 現在では、『愛着関係』をつくることが乳児期の課題であり、子どもの欲求に丁寧に応答する行為と柔らかい感触と子ども自身の自由な探索行動の保障という3つがなければ赤ちゃんはうまく育たないと言われています。

 脳科学の進歩と、長期にわたる追跡調査のデータの蓄積が分析されるようになり、乳児保育には新しい知見や子育ての正しい知識が広く知られるようになりました。好奇心が豊かである、失敗してもくじけずそれをうまく活かすことができる、楽天的であるなどの非認知的能力の基礎は乳幼児期に育つこともわかっています。

 昨年の3月まで11年間短大の幼児保育学科で非常勤講師をしていました。人間関係指導法・子育て支援・児童文化論・子どもの遊び文化などを担当していましたが、30年度から、乳児保育を担当することになりました。乳児保育をまた勉強する(しなくてはいけない!!)環境になり、いい機会を頂いたと思っています。

 以前は、赤ちゃんは自分で何もできない受動的な存在だと言われていましたが、研究が進み、自分から世界や人に働きかける能動的で有能な学び手であると、赤ちゃんの捉え方は大きく変化しています。

 りんごの花保育園に入園するかわいい赤ちゃん達も、あっという間に人生の主人公になっていくのでしょう。その姿をそばで見守ることができるのが楽しみです。

『りんごの花保育園』開園まで26日

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