もしも・・・
- 大瀧智子
- Mar 12, 2018
- 2 min read
小さい子ども達を預かる責任は重大です。子ども達は、先の見通しを持つことが難しいうえに、好奇心は旺盛です。ヒヤリとすることが頻繁に起こります。
昨日は東日本大震災から7年目。改めて小さな命を守ることについて考えました。保育園には、毎月1回の避難訓練が義務付けられています。毎回消火器を持って、消火をする訓練も行います。10時・11時・14時半など、その時々に慌てずに行動できるよういろいろな時間を想定して行います。特に、午睡中の避難訓練は、寝ている子ども達を起こすので、機嫌が悪く、とても大変です。それでも、機嫌が悪い子ども達をどうすればスムーズに避難させられるのか実際に行動して考えることが大切だと思います。
不審者対応訓練は、年2回行います。前の園では、不審者対応訓練の後には、「保育園に怖い人が来るから保育園に行きたくない」という子がいました。訓練時のベルの音は、大人でもドキッとするので、子ども達はなおさらです。「今日は避難訓練?」と訊く子や、「避難訓練の時は休みたい」という子もいます。それでも、一番大切な命を守るためにしなくてはいけないことだと自分に言い聞かせています。
水害は年1回、地震は年2回、避難訓練を行います。昨年は朝倉地区が水害の被害に遭いました。最近はゲリラ豪雨が頻繁に起こり、どこにいても安全ではありません。定期的に避難訓練をしていると、子ども達はすぐに先生のところに集まって話を聞いて行動するようになります。小さい子ども達でも、避難訓練の時は特別な空気を感じ、先生達の話を一生懸命聞こうとします。
私達も、避難訓練を繰り返すことで、自分たちの動きを確認したり、検討し直して、より効率的に動けるようになります。子ども達を守りたい・・・という気持ちはもちろん一番大事ですが、行動のルールをそれぞれが把握して、役割分担を明確にして動くことが大切だということを長い経験から学びました。りんごの花保育園でも、避難訓練を重ね、しっかり子ども達を守っていきたいと思います。
『りんごの花保育園』開園まで19日
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