イヤイヤ期・・・新しい名前募集中
- 大瀧智子
- Apr 23, 2018
- 2 min read
先日もブログで書きましたが、ネーミングはとても大事です。名前を聞いただけで、イメージが浮かびます。昔は『第1次反抗期』と呼ばれた2歳児の自己主張期は、今では、『イヤイヤ期』という大変わかりやすい名前になりました。
確かに、何を言っても「いや」・・・あきれるほど「いや」を連発し、大人にとっては大変厄介な時期です。『魔の2歳児』なんて呼んでしまいたくなる気持ちもわかります。
りんごの花保育園の1~2歳児の子ども達も、それぞれに『イヤイヤ期』を突き進んでいます。でも、この『イヤイヤ期』には、人として成長する上で、大事な意味があります。お父さんやお母さんとは違う自分を発見して、全てを依存してきたお父さん、お母さんに、「私は私なんだ」「自分で決めたい」と主張しているのです。たった一人で、お父さんやお母さんや大人を相手に、「いや!」と言っている姿は、まるで『小さな勇敢者』のように見えます。
私達も、2歳児の保育には苦労します。特にトイレトレーニングの時期と重なるので、新任の保育者は本当に泣かされます。あの手この手で誘っても、頑としてトイレに行ってくれません。新任保育者の心の迷いを見透かしたように、『小さな勇敢者』は梃子でも動いてくれません。新任保育者は2歳児によって鍛えられます。
『イヤイヤ期』と呼べば、「あ~また『イヤ』が始まった」と思ってしまいます。『イヤ』と主張できるようになった心の成長が想像できるようなネーミングはないでしょうか。
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