ピーマン食べれた!
- 大瀧智子
- Jul 2, 2018
- 2 min read
りんご組の給食を見に行きました。先週、会議の時に、「今はまだ難しいと思うけど、今年度の終わりくらいになったら、自分で時計を見て食べる時間を決めて、自分で食べれる量がわかって、自分で注いで食べれるようになったらいいな~と思ってるんだけど・・・」とかなり高い目標を揚げたのですが、りんご組のチャレンジが始まっていました。
これまでは、先生達が「どれくらい食べる?」と訊き、子ども達が、「いっぱい」「少し」と言う量を注いでいたのですが、今日は小さなトングを使って自分でピーマンと人参の炒め物を注いでいました。
ピーマンと人参!かなり強烈な組み合わせです。これを保育園の給食の献立に入れた福岡市の管理栄養士さんはなかなかの強者だなと思いながら子ども達が注ぐ姿を見ていました。ほんの一切れの子もいれば、たくさん注ぐ子もいました。
「先生、見とって。〇ちゃん、ピーマン食べれるけん。」人参の千切りを2本、ピーマンを2本お皿に入れた3歳児の〇ちゃんが真剣な顔で言います。じっと見ていると、ピーマンをひときれ口に入れると同時にお茶を飲んでごくりと飲み込みました。「すごい!〇ちゃん、ピーマン食べれたね!」と手を叩いて言うと、満面の笑顔。「今度は人参食べるけん、N先生見とって」と少し離れたところにいた担任の先生に、大きな声で言いました。もちろん、がんばって人参も食べた〇ちゃんを担任の先生もたくさん褒めました。
好きなものばかり食べるのは、良いことではありません。でも、子どもの味覚は大人よりも敏感だと言われます。食べないからと言って、嫌いなものを無理やり食べさせられる子どもの気持ちはどうでしょう。無理やり食べさせると、食べれるようになることもありますが、今日の〇ちゃんのように、自分でがんばって食べた経験と比べると、心の育ちが全然違います。食事は、身体と心を育てるもの。食べる意欲も、焦らずに大切に育てていきたいと思います。
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