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手洗い、消毒

 「今日は、りんご組さん(3・4・5歳児)全員出席。お休みは誰もいないよ。」と子ども達が嬉しそうに報告してくれました。コロナウイルス感染症が流行してから、なかなかみんなが揃うということがなかったので、お友達がみんないることがとても嬉しいようです。

 最近は、風邪をひく子、お腹をこわす子、発熱がある子があまりいません。コロナウイルス感染防止のために、手洗いと消毒を徹底している効果でしょうか。今年はインフルエンザもノロウィルスも一人も出ていません。手洗い、消毒の大切さを実感します。

 お迎えに来られたWさんのお母さんから教えてもらったのですが、コロナウイルス感染拡大以降、感染が怖いからと、外来患者が減った福岡県の医療機関は9割に上るそうです。

 特に小児科や耳鼻科の患者数は減少し、「外来患者は半減以上」と答えた小児科は3軒に1軒を超えているそうです。重大な病気を見逃す恐れがあるので、受診をしてほしいと呼び掛けているそうですが、これまで過剰に受診していたということはないでしょうか。

 人間には自然治癒力があります。適度な運動と栄養、睡眠を取れば、たいていの病気は自然に治るのでしょう。それをもう一度見直す機会なのかもしれません。

 なぜ、小児科を受診する人が多かったのか・・・・やっぱり不安なのでしょう。子どもが熱を出すと、何か良くない病気じゃないかと心配になります。初めての子育てだとなおさらです。お医者さんから大丈夫だよと言われると、それだけで安心しますね。

 もう一つの理由は、お父さんやお母さんが仕事に行くために、早く治さなくてはいけないということもあるのではないでしょうか。仕事をしていると、子どもの自然治癒力を待つ余裕がないですよね。

 過剰な受診に、過剰な薬・・・いろいろ考えさせられます。小さな子ども達の体を守るために、まずは手洗い、消毒が大切ですね。

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