経営方針
- 智子 大瀧
- Feb 13, 2022
- 2 min read
先月末、新年度入所申込書の一次発表があったのですが、4月入所の0歳児は1名だけだとわかり、ショックを受けています。企業の育児休暇制度が定着し、ほとんどの方が1年間育児休暇を取得されるようになったので、この流れは自然なのでしょうが、園としては困っています。0歳児の保育単価は大きいので、園の経営を左右するからです。このままではりんごの花保育園を持続することが難しいかもしれません。
開園して5年目でこのような状況になり、経営方針の転換を迫られるとは思っていなかったのですが、企業であれば当然予想し、次の戦略を立てていなくてはいけなかったですね。他の園の園長先生も0歳児入所が少なくなったという話をされます。次の道を考えなくては・・・。
これから保育園にはどのような役割が求められるのでしょうか?保育園がこれまでのノウハウを生かして存在意義を持続できる道はあるのでしょうか?
1歳児の入所は増えていて、1歳児以降の保育はまだまだ必要だと思います。でも、0歳児のお子さんをお家で見ている保護者の方は育児に困ってはいないでしょうか?育児休暇を取得している間の子育て支援には、保育園のノウハウが生かされるように思います。私が自ら実感したように、一時保育は今後ますます求められるでしょう。特別な配慮が必要なお子さんの保育にも積極的にかかわっていけそうです。
少し立ち止まって、現状を分析し、これからの戦略を立てなくてはと思っています。でも・・・りんごの花保育園の未満児クラスの保育は、こんなに丁寧で一人一人の子どもたちを大切にしていて、以上児クラスの保育は、子どもたちの意見や思いを聞きながら子どもたちが自分に自信をもって生き生き成長できるよう細やかな保育をしているのに、なぜ0歳児の子どもたちの入所希望が少ないのでしょう?
駅から離れているから?駐車場が少し遠いから?園庭が狭いから?でも、それを補って余りあるだけの子どもたちの豊かで楽しい生活がここにあります。やっぱり赤ちゃんから預かって、卒園までの姿を見届けられる保育園の保育を大切に持続したいという思いが強いです。
Recent Posts
See All先日のブログに、小学校に入学する前に発達障がいのお子さんを適切な支援に繋げるために、国は5歳児検診を後押ししていることを書きました。5歳児検診の実施率は全国で13%なので、ほとんどの市町村は未実施の状況です。1歳半、3歳児検診と同じように義務化して、みんなが5歳児検診を受診...
児童発達支援事業所を開所して7ヶ月。4月から、言語聴覚士、理学療法士の専門職2名が入職し、療育の質がさらに高まりました。児童発達支援管理責任者のO先生は、経験も豊富で、たくさんの業務をこなしながら、核となってみんなをリードしてくれます。...
昨日、初夏のような気候の中、りんご3組(5歳児)は午後から室見川に散歩に行きました。本当は先週行くはずだったのですが、殺人事件かも(?)という報道に、散歩を諦めたので、期待いっぱいに意気揚々と出かけて行きました(殺人事件ではありませんでした)。...
Commenti