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絵は語る

 先日、廃盤になった絵本『おとなしいめんどり』を探していることをブログに書いたのを読んでくださった園児のおばあちゃんが、わざわざ探してくださって、りんごの花保育園に寄付してくださいました。絵本はもちろんですが、そのお気持ちがとても嬉しかったです。『おとなしいめんどり』は、少し前のお話し会で、講師のT先生が読んでくださった心に残った絵本です。


 お話し会の後、T先生に、「『おとなしいめんどり』とてもおもしろかったです。」と言うと、「あの絵本をプレゼントしようと思ったんだけど廃盤になってしまっていて・・・。」と淋しそうに仰っていました。「子どもは絵を読むので、絵が語らなくてはいけないけど、最近の絵本は表情が乏しくて、子どもに伝わらないから、ついつい昔の絵本ばかり選んでしまう」とも仰っていました。


 子どもは絵を読む・・・たしかに。字を読めない子ども達は、大人が読んでくれる声を聞きながら絵を凝視しています。絵を読んでいるんですね。その言葉を思い出しながら『おとなしいめんどり』の絵のページをめくると、お話が浮かんで来ました。さすがです。めんどりが目で動作で気持ちを語っています。


 いぬ、ねこ、ねずみの高慢で呑気な顔が、最後のページでめんどりの顔色を伺うような表情に変わるのがとてもおもしろいです。貸し出し絵本コーナーに置いていますので、お子さんと一緒に絵を読んでくださいね。


 日本は先人の方のご尽力で絵本への関心が高く、たくさんの絵本が出回っています。どの絵本を選べばいいか迷うと思いますが、子どもの気持ちになって絵だけ見ながらページをめくってみてください。絵だけでお話が分かる(絵が語る)絵本を選んでもらうといいと思います。

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