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いい塩梅

 今日はとっても嬉しいことがありました。4月に入園してから殆ど白ごはんしか食べてくれなかったQくんが給食を全部食べてくれたのです。お誕生会だったので、メニューはペッパーランチ風・ウインナー・トマトとわかめのサラダ・キャベツとベーコンのスープです。イマドキのメニューで子どもたちの心と胃袋を捉えたようですが、Qくんが全部食べてくれるなんて・・・!


 お母さんと情報交換をしながら、Qくんがどうしたら食べてくれるか一緒に考えて来た成果です。給食の先生、お母さん、先生達、それぞれが自分の目から見たQくんにとって良さそうなことを出し合って、試行錯誤をした成果です。


 多角的に子どもを見るのは大事ですね。いろいろやってみても食べてくれなかったら、もう仕方ないとあきらめてしまいそうになりますが、別の見方をして対応すれば、変化が起きることもあります。食器を変えるといいかも?形状を変えればいいかも?時間を遅くすればいいかも?場所を変えるといいかも?突破口はいろいろありそうです。


 Qくんが食べてくれたことをみんなで喜びました。それがQくんにも伝わって、保育園の給食は楽しくておいしいと思ってくれるといいなと思います。野菜をスティック状に切ったら食べてくれたのですが、他の切り方でも大丈夫になると、バリエーションが広がります。焦らずに、少しずつ前に進めるようサポートをしたいと思います。


 先日、りんご組(3・4・5歳児)で屋外園庭に植えたナゾ野菜の正体がわかりました。ズッキーニでした。もうそろそろ収穫してもいいんじゃないかと思えるくらいに大きくなっています。園庭では、毎日3歳児のKくんが「キュウリが大きくなっているよ」と教えてくれます。キュウリが苦手な子も、自分たちで育てて、みんなと一緒だったら、「おいしい!」と食べてくれます。突破口はいくつもあります。一人ひとりのお子さんをしっかり見て、いい塩梅に突破口を開くことができればいいなと思っています。


 

 
 
 

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