センス・オブ・ワンダー
- 智子 大瀧
- 18 hours ago
- 2 min read
世界は不思議で溢れています。特に自然は変化に富み、美しく、想像していない世界を見せてくれます。そんな不思議に触れていく子どもたちの毎日がワクワクしたものになるために、そばにいる大人の役割は大きいですね。
S先生がアゲハチョウの幼虫をたくさん持って来てくれたので、次から次にサナギになり、蝶になりました。その日々の変化を間近で見ていた子ども達は、毎日「今日は蝶になっているのかな?」と虫かごとにらめっこしていました。
緑色のウンコがいっぱいでも、子ども達は進んで世話をしてくれます。世話をするのがかっこいいと思っているのでしょう。世話ができるのはお兄ちゃんの特権ですからね。アゲハチョウになったら、自然に返すこともちゃんとわかっています。
先日羽化したアゲハチョウは、水の中に落ちてしまい、羽を広げられずに苦しそうでした。どうすればいいのかわからない子ども達は心配そうに見ていました。誰かが「お花をあげたらいいんじゃない?」と言うと、そこにいた子ども達がみんな園庭の花を取って来て、虫かごの中に入れていました。きれいな花をあげたら元気になりそうな気がしたのでしょうね。
それでも翌日アゲハチョウは死んでしまい、茶色の塊になっていました。虫にも命があり、その命は些細なことで失われてしまいます。そんな自然にも出会いながら、子ども達は心を動かされ、様々な情報を受け入れ、友達と感じたことを伝え合いながら大きくなっていくのでしょう。
雨が降り続き、園庭の野菜はあっという間に大きくなり、花を咲かせています。また違う自然の不思議さに出会って、子ども達の心は動かされ、いろいろな考えを巡らせるのでしょう。たくさんの不思議と出会えるよう、一緒に心を動かしたいと思います。
Commentaires