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ソニー幼児教育支援プログラム

 今年度始めた異年齢児グループ活動『キラキラデー』のこれまでの活動内容をまとめて、ソニー幼児教育支援プログラムの論文募集に応募しました。


 「科学する心を育てる」をメインテーマに、2002年から応募論文が募集されています。「科学する心を育てる」というこのフレーズが、とても心に響きます。何かができる、わかるようになるではなく、もっと大きな視点で子どもの力を引き出そうとするところがいいですね。


 「科学する心」をどのように捉えるか、まずはここがポイントになっています。りんごの花保育園では、「科学する心」は子どもがおもしろい、不思議だな、もっと調べてみたい、もっとわかるようになりたいという気持ちから出発するのだろうと捉えています。


 おもしろい、不思議だな・・・という気持ちが生まれ、その先に行くにはどのような活動、環境、人との関わり(友達・保育者・保護者の方・地域の方)が必要なのかについて考察を進めていきました。まず、子どもの興味から始めること、子ども達の意見を聞くこと、みんなで話し合うことを大切に、活動を続けています。


 その結果、『米』をテーマにしたキンキラグループは、案山子を作って鳥からお米を守ろうとしています。『影』をテーマにしたくるまグループは、自分達で影装置をつくり、影絵遊びをしてお客さんに見せたいと思っています。『虫』がテーマのむしグループは、アリの巣キットにアリが巣を作り始めたので、変化を記録し、アリをつかった実験に取り組みたいと思っています。


 4か月間の活動の中で、子ども達はたくさん考え、悩み、様々な経験をし、多くのことを学びました。それをどうしても形にしたいというのが、今回の論文に応募をした理由です。監査が8月27日に予定されていたのですが、コロナウイルス感染拡大のために延期になりました。それなら・・・と先週思い立ち、先生たちに実践記録を書いてもらい、1週間で論文の体裁を整えました。


 先生たちには無理をさせてしまいましたが、実践記録を読んで、子ども達の成長と先生たちの思いに改めて気づくことができました。「継続は力なり」これからも、子ども達に「科学する心を育てる」ためにも、キラキラデーの活動を続けていきたいと思います。

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