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今頃の中学生

昨日のブログで、中学校の『夢授業』に参加したことを書きましたが、本当に久しぶりに中学生の集団を見て、とても驚きました。みんなとてもお行儀がよく、おとなしいのです。制服もきちんと着て、髪の毛もきちんと整えて、男子も女子もとても良い印象です。


私が中学生の頃(何十年も前です)は、それぞれがどうやって目立とうかと、髪形を変えてみたり、制服を着崩したり、言葉遣いを悪ぶってみたりしていました。先生たちも、ピリピリしていて、何か問題が起きないか、問題が起きたらすぐに飛び出せるような戦闘体制でした。


 今頃の中学生はみんな大人しくて、いい子なのでしょうか。中学生は自分のアイデンティティを確立しようとする時期です。誰でもない自分になりたくて、自分らしさを追求しようとします。その結果、規律に従わなかったり、ルールを破ってしまい、大人を困らせてしまうことがしばしば起こるのだと思っていました。


 昨今の中学生は、みんなさわやか過ぎてちょっと怖いです。話をすると、めんどくさいから親に叱られても黙っている、成績が悪いから、勉強が好きじゃないから夢を持てないと話す子もいました。すでに諦めているような無気力な感じがして心配になりました。


 大人しいのはいいことのように思うかもしれませんが、エネルギーが感じられないのです。私が中学生の頃は、番長や不良グループがいました。隣の中学の番長とけんかになったり、不良グループ同士の対立があったり・・・まさに尾崎豊の歌のように、窓ガラスを壊すようなこともありました。


 今の中学校がこんなに整然としていることに驚き、感心しました(良い意味でも悪い意味でも)。社会は成熟し、学校も成熟しているのでしょうね。


 でも、人間本来の成長・発達や心の育ちは変わらないはずです。日本の若者の自己肯定感の低さがしばしば問題になりますが、自分に自信を持って、夢に向かってパワフルに生きてほしいと思います。



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