

- Jul 11, 2020
主体的な活動
金曜日、りんご3組の子ども達と担任のM先生が大笑いしながら、2階から降りて来ました。
何事だろうと思って、覗いて見ると、なにやら新聞紙で作ったピラミッドのような物体がありました。
りんご3組の子ども達何人かで作ったプラネタリウムらしいです。「中に入ってみて」言われるままに、仰向けに頭を突っ込むと、黒い隙間から星のようなものが見えました。本物のプラネタリウムと仕組みは変わらないかもしれません。
通りがかった先生達が次から次に中に入って、「うわーきれい!」「すごい、誰がこんな素敵なのを考えたの?」と言うのを聞いて、子ども達はさらに嬉しそうでした。
子どもの発想で、こんなプラネタリウムができたのは、お家の方と出掛けた経験、それに対する強い憧れ、そして作りたいものがいつでも作れる場所と時間があるからです。
素材の性質を知っている、道具を使い慣れていることも必要でしょう。一緒に作りたい仲間がいることも大事です。
- Jul 10, 2020
保育園の役割
こんばんは(延長)保育の時のお話です。お絵かきをしている3歳児のAちゃんに、「保育園、楽しい?」と訊くと、「うん。」「そっか〜。なんで楽しいの?」「だって、先生が優しいもん。」 とってもホッとして、嬉しくなりました。保育園の子ども達は、毎日、朝早くから、長時間保育園で過ごしています。 そんな長い時間保育園で過ごしているAちゃんが、「保育園は楽しい」って言ってくれたのです。先生達が、毎日優しく、温かく関わってくれているからでしょう。 保育園は、養護と教育を一体的に行う場所です。子どもを温かく包み込むような関わりが基本にあって、教育の効果が表れます。 保育園の一番の役割は、長時間お母さん、お父さんと離れている子ども達に、たくさんの愛情を注ぎ、安心感を与え、人と自分への信頼感を持てるようにすることだと思います。 Aちゃんの話を聞きながら、りんごの花保育園はそんな場所になれているのではないかと嬉しく思いました。


- Jul 9, 2020
食べるの大好き!
朝、雨上がりの園庭で遊んでいると、「いい匂い」「なんの匂いかな?」と子ども達の会話が聞こえて来ました。今日のメニューはキーマカレーとかぼちゃのサラダ。 子ども達が苗を植えたピーマンも、ちょうどよい大きさに育ち、キーマカレーの中に入れてくれました。 認可保育園は、自園調理をすることが必須条件です。保育園の規制緩和が進んだとき、保育園の給食も自園で作らずに、給食センターなどから持ち込みでもよいことにしようという案がかなり強硬に出ていました。 保育団体が、食育の重要性を訴え、間一髪のところでその案を阻止することができました。本当に良かったです。もし、給食センターからの持ち込みになっていたら、子ども達が給食室から流れてくるおいしそうな匂いに気づいたり、給食の先生が忙しそうに働いている姿を見たり、「今日、なんのごはん?」「おいしくな~れ!っていいながら作ってるからたくさん食べてね。」という会話が生まれることもなかったでしょう。 今日は給食にまつわるおもしろい話が2つありました。 その1・・・給食の先生が、今日のカレーに入っていたズッキーニにコメントをつけて
- Jul 8, 2020
切ない交流
今日は、りんご3組(5歳児)の子ども達と一緒に、近くのグループホームに訪問に行きました。コロナウイルス感染防止のため、毎月1回必ずおばあちゃん達に会いに行っていたのに、4カ月間も会えませんでした。 6月は、施設の中に入らず、玄関で子ども達の歌を聞いてもらい、子ども達が作った折り紙やお花などをプレゼントしました。 今日も、玄関には、『コロナウイルス感染防止のため、当面の間、面会はお断りします。』と貼り紙がありました。それでも、玄関までおふたりのおばあちゃんと施設の方が出迎えてくださいました。 子ども達が、♪七夕♪の歌を歌い、おばあちゃん達も一緒に口ずさみ、子ども達一人一人を愛おしそうに見ていらっしゃいました。「げんきでいてください。」と短冊に書いた笹飾りをおばあちゃんに渡して帰ろうとすると、「え?もう帰るの。」と言われました。 悲しそうな顔をされたので、「もう1曲歌おう」と言って、♪あさがお♪の歌を歌いました。おばあちゃん達も、子ども達も名残惜しそうでした。お別れに、Hくんがおばあちゃんにタッチをしたのですが、その後に続こうとした子ども達を止めなく


- Jul 7, 2020
七夕に込めた願い
7月7日、今日は七夕だというのに、朝からひどい雨が降っていました。2年前の豪雨を思い出し、保育園に電話をして、おはよう保育担当の先生に、「『保護者の方に、もしも・・・の時はお迎えに来て頂きたいので、連絡が取れるようにしてください。』と伝えてほしい。」とお願いしました。 何年前からでしょう。毎年のように、人命に関わるような自然災害が起こるようになったのは。これまで経験したことのない、50年に1度・・・が何度やって来るのでしょう。今までの想定では対応できないことが次から次へ起こっています。子ども達の命を守るために、早め早めの対応を心がけなくてはと思います。 そんな中、七夕会を行いました。天井には天の川、保育室の中には願いが書かれた短冊が揺れる笹の葉を飾り、七夕の歌を歌って七夕会が始まりました。 今年は、りんご3組(年長児)の子ども達が七夕の笹を見つけるために、みんなで話し合い、意見を出し合って、おうちの方に、笹の葉がどこにあるか聞こうということになりました。子ども達の呼びかけに、3家族の方が笹を持って来てくださったので、時間をかけて子ども達が工夫した