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コンビニのように

昨日、今日と悲しい話を聞きました。待機児童を解消するために、企業主導型保育所や小規模保育所が急速に増えていますが、保育士がいなかったり、保育用品が全くなかった園があるそうです。昨年「保育所落ちた、日本死ね」がネットに投稿されたこともあり、待機児童解消は、行政の重要課題になっています。

 子ども・子育て支援制度が施行され、誰でも保育所を設置できるようになりました。その議論の時に、誰でも・・・!!と驚き、説明に来られた行政の方に質問したことがあります。「誰でも保育所ができるなら、コンビニのようにあちらこちらに保育所ができるようになりますよね?」「そうです。」「まさか・・・」と思ったのですが、本当に現実となりました。

 子どもは声を上げることができません。与えらえた環境を甘受するしかありません。待機児童解消の波に乗って保育園を開園しようとしている私が、他の所について言える立場ではないのですが、2日も続けて同じ話を聞くと、不安になります。

 昭和50年代半ば、営利を目的とする無資格保育者が経営するベビーホテルで、子どもの窒息死が相次ぎました。薄暗く、狭い部屋に押し込められて、粗末な食事を分け合って食べる子ども達の姿をテレビで見て驚愕しました。

 平成になって、無認可保育園で子どもの虐待・死亡事件が起きました。資格を持たない人が経営して、保育士と名乗っていました。その事件を受け、平成15年保育士は国家資格となり、保育士資格を持って、登録をしなければ保育士と名乗ることはできなくなりました。

 平成30年・・・全ての子どもが尊ばれ、社会の一員として重んぜられ、良い環境の中で育てられるという児童憲章の精神が守られますように。

『りんごの花保育園』開園まで14日

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