1年の成果
今日、今年度最後の園だよりを発行しました。各クラスの先生が1年間を振り返り、子ども達の成長をわかりやすく書いてくれたり、一人一人の子ども達の写真を掲載したクラスもあって、質・量ともに充実した園だよりになりました。
りんごの花保育園の園だよりは、園全員の子ども達の姿や保育内容がわかるように、全クラス分を全員の保護者の方にお渡ししています。きっと小さいクラスの保護者の方は、大きくなったらこんなことができるようになるんだと期待を持たれ、大きいクラスの保護者の方は、小さい頃を懐かしく思い出して下さっているのではないかと思います。
お昼ごろ、S先生が、「どのクラスに行っても先生たちの笑い声が聞こえて楽しい」と教えてくれました。先生たちが楽しいと子ども達も楽しいと感じ、先生たちが笑っていると子ども達も嬉しくなります。そんな園になれて本当に良かったと思います。
園だよりに、つぼみ1組(0歳児)担任で新任のY先生が、こんな文章を書いてくれました。
さて、今年度も最後の月となりました。4月、初めての環境、見知らぬ人たち、そして大好きな家族と離れて過ごすこと、その不安から子どもの頬を伝う涙が途切れることがありませんでした。登園からお迎えまで抱っこやおんぶをして、なんとかこころ通わせようと必死になっていたあの頃がもう懐かしく思えます。今やおんぶ紐も押し入れの奥。みんなが「おはよー!」と笑顔で、自分の足で、お部屋に入ってきてくれることがうれしくてうれしくてたまりません。
Y先生の気持ちが手に取るようにわかります。抱っこしてもおんぶしても、どうやっても泣き止まない子ども達を目の前にして、新任のY先生は途方に暮れたと思います。子ども達を抱きしめながら、自分も一緒に泣きたい気持ちになったことでしょう。それでもいつも笑顔で関わっていたY先生。新人ながらあっぱれです。あと二人新任のW先生たちも、同じように悩みながら子ども達の心に寄り添ってくれました。だからこそ、今の子どもたちの姿があるのですね。保育の成果は、子どもの姿に表れることを改めて感じました。