保育園で育つということ

 昨日のブログに書いたように、11年間幼稚園で勤めたF先生が、りんごの花保育園で働いてくれるようになりました。

 初日、「わからないことはないですか?」と聞くと、「幼稚園と保育園が全然違うので、驚いています。どう動いていいかわからなくて・・・。」

 わからないのは当たり前です。幼稚園と保育園が全然違う・・・私も幼稚園を辞めて、保育園で働きだした時、同じことを思いました。

 同じような年齢の子ども達を、同じように集団で保育するのですが、それぞれ長い歴史の中で、子どもの状況や家庭環境、求められたことがあって今があるのですから、違うのは当たり前なのかもしれません。

 でも、あまりにも昔過ぎて、何がそんなに違うと思ったのか思い出せません。幼稚園と保育園を隔てている壁は高くて、風通しが悪いようです。

 「1,2歳児の子ども達が、幼稚園の年少児よりも自分のことは自分でしようとしているので驚きました。逞しいですね。」とF先生が話してくれましたが、「自分のことは自分でしなさい」とは言っていないので、そんな気持ちが育っているのは、子ども達が自分が持っている力を精一杯発揮したいと思っているからでしょう。

 少しその辺を分析してみました。なぜ保育園の1,2歳児は自分のことは自分でしようとするのでしょうか。

 まず、友達や年上の子ども達がする姿をいつも見ているからだと思います。自分と同じような子どもが、自分でしている姿を見て、すごいな、かっこいいな、あんな風にできるようになりたいな・・・と思うからでしょう。

 そして、待つ時間が長いからかもしれません。「先生、これして」と言っても、同じように手伝ってほしい子ども達が他にもいるのですから、「待っててね(あまり言わない方がいい言葉なのはわかっているのですが)。」「〇〇ちゃんが終わったらしてあげるからね」と、家庭で過ごしている子ども達よりも待っている時間が長いのです。

 子どもはエネルギーに溢れ、好奇心や意欲でいっぱいなので、じっと待ってなんかいられません。どうにか自分でやってみようとあれやこれや挑戦しているうちにできるようになるのでしょう。

 もう一つは、子どもの発達を理解している専門家が、いつもそばにいるからです。私たちは、子ども自身が自分でしたいと思う気持ちを引き出し、子どもが自分ですることを応援し、さりげなく手伝いながら、自分でできたと思えるような援助をすることができます。

 いろいろ考えていたら、保育園の子ども達が長時間の園生活で、自分のことを自分でするようになるのは当然の結果だと思い至りました。

 やっぱり保育園はいい!自画自賛です。

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