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違いのわけ

 保育園、幼稚園、幼保連携型認定子ども園の違いはなんでしょうか。

 保育園関係者である私も、なかなかうまく説明できません。平成27年に始まった子ども・子育て支援制度では、当初の大きなねらいだった幼保一元化が進まなかったどころか、幼保連携型認定子ども園が誕生して三元化し、さらに複雑になってしまいました。

 この新制度の下で、保育園も幼稚園も幼保連携型認定子ども園になるよう誘導されるはずでしたが、保育園・幼稚園の抵抗感が強く、未だに進んでいません。

 保育園、幼稚園、幼保連携型認定子ども園の違いはなんでしょうか。

 保育園は厚生労働省、幼稚園は文部科学省、幼保連携型認定子ども園は内閣府と管轄庁が違うのが、制度を複雑にし、わかりにくくしている大きな原因だと思います。

 諸外国のように、子どものことは全て同じ省・・・例えばこども省が管轄するようになれば、わかりやすく、それぞれのノウハウを活かした施策や制度ができるのではないかと思うのですが、なんでこんなに簡単なことができないのか不思議です。

 子ども・子育て支援制度の時にあんなに盛りあがった幼保一元化の話はすっかり影をひそめ、幼児教育無償化の話ばかりが聞こえてきます。

 多額の国民の血税が投入されているのですから、3つの省に分かれているために発生するコストや非効率なやり方は、見直すべきだと思いますが、あまりにも肥大化した組織の改編は難しいのでしょうね。

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