ひきこもり
現在日本には、ひきこもりの人が70万人とも100万人ともいると言われています。実態調査も進んでいないので、実態はもっと深刻なのかもしれません。
ひきこもりは、長期化、高齢化し、社会と接触するきっかけをつくるのがどんどん難しくなります。原因は様々で、対策も追いつかず、本人だけでなく、周りにいる家族も長い間苦しい思いをしています。
昨日、川崎市の多摩区で、51歳の男性が、スクールバスを待つ小学生やその保護者を刃物で切り付け、死傷者がでる痛ましい事件が発生しました。
今日の報道では、犯人の男性がひきこもり傾向にあったと伝えていました。犯人は、社会や友人とのつながりがほとんどない中で、何を生きがいに、何を楽しみに生きてきたのでしょう。
仕事をしていると、うまくいかなくて落ち込むことがあります。でも、うまくいくこともあって、だからこそ次はもっと・・・と明日への意欲が湧いてきます。
人と関わって、気持ちが通じないと、悲しい思いを味わったり、辛い気持ちになります、でも、気持ちが通じたり、一緒に笑い合えたりすることもあって、やっぱり人っていいなと思います。
昨日の職員勉強会では、研修を受けた先生が、「乳幼児期は成功体験をたくさん積み重ねることが大切だと学びました」と報告してくれました。
成功体験を重ねて自分に自信を持つこと、そして自分を好きになることはやっぱり大事だと思います。
ひきこもり・・・誰も望んでそうなったわけではありません。乳幼児期の育ちが原因ではないかもしれません。それでも、自分が大好きだという気持ちは、困難にぶつかった時に、それを乗り越える力になると思います。
そう信じて、明日も、子ども達のいいところ、がんばったことをたくさん見つけたいと思います。