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抱っこしてほしい

「ママ、私がいいと言うまで抱っこして」こんな気持ちを抱えているのが子どもです。抱っこしてほしい、大丈夫だって思わせてほしい、大好きだよってわかるようにしてほしい。

 子どもは自分の気持ちをうまく言葉で伝えられません(大人だって、本当に大事な気持はうまく言葉で伝えられませんね)。

 子どもは思います。「抱っこしてほしい。きっと、『もういいよ』って言える時が来るから・・・。」

 大人は思います。「何歳まで抱っこって言うの?」

 年齢ではないかもしれません。子どもの心が安心で満たされたら、いつだって「もういいよ」って言えるのでしょう。

 子どもの思いよりも、大人の願いばかり伝えてはいないでしょうか?

 子どもが「抱っこしてほしい」って言ってくれるのは、そんなに長い間ではありません。子どもだって、自分の足で、自分の思い通りに歩きたいのです。心が満たされたら、大丈夫だって思えたら、外の世界に魅力を感じたら、その温かな腕から自分で下りて歩き出します。

 自立を急がせすぎてはいないでしょうか。心が満たされたら、外の世界に魅力を感じたら、きっと自分で歩き出します。それまでは、時間の許す限り、子どもの「抱っこしてほしい」という気持ちを受け入れてあげてほしいと思います。

 私達保育者も、集団保育なんだから・・・なんて思わずに、一人一人の気持ちをしっかり受け止めなければと思います。私達保育者も、子どもが「抱っこしてほしい」と言ったら、できるだけ抱っこして気持ちを満たしてあげたいと思います。

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