命はつながっている
知り合いの園長先生から、絵本が送られて来ました。絵本コンクールに応募して賞は頂けなかったけど、絵本にしては・・・というお話を受けられたそうです。「生きている間になにか形に残るものをと思って作ったのよ」と話して下さいました。
非常勤講師を務めている短大でお知り合いになった園長先生ですが、優しい笑顔と、乳児保育への想いの深さに魅かれ、仲良くさせて頂きました。私が、自分の園を持ちたいと夢を話した時に、背中を押して下さった先生の一人です。
人の出会いは不思議で、必然なのだと思います。ずっと保育現場で働いてきたものの、財力も人脈もなにもない私のような人間が、りんごの花保育園を作ることができたのは、奇跡的なことでした。本当にたくさんの方に協力して頂いたおかげです。その中のどなたか一人でも欠けていたら、きっとりんごの花保育園を作ることはできなかったでしょう。
絵本を送って来て下さった園長先生と久しぶりにお話して、たくさんの方への感謝の気持ちでいっぱいになりました。
絵本のタイトルは、『ばあちゃんからの贈り物~“いのち”はつながっている~』その園長先生の温かいお人柄を絵本の隅々に感じました。巻末に、こんなメッセージがあります。
~この絵本を読んでくれた子どもたちへ~
おじいちゃん、おばあちゃん、もっと昔のおじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん、そして、あなたへと“いのち”はつながっている。あなたの“いのち”は、たくさんの“いのち”をいただいて生きている。
だから、自分を大事にしよう。他の“いのち”も大事にしよう。いっぱい笑って、泣いて、ケンカをして、たくさんのアンテナを張って、「不思議だなあ」と感じた世界に飛び込んでぶつかっていこう。ぶつかった分だけ大きくなるよ。
少し長い絵本ですが、4歳の孫から何度もせがまれて読みました。心に訴えるものがあったのでしょう。
命は繋がっています。こんな状況だからこそ余計に思います。コロナウイルスに打ち勝ち、次の世代に命を繋げなくては・・・。