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『担当制』その3
- 大瀧智子
- May 30, 2020
- 2 min read
今日も、『担当制』の良さをお伝えしようと思っています。『担当制』は、担当を決めて同じ先生が子どもに関わるという保育の方法ですが、特に0~2歳児の子どもは、安心できる特定の人がいると、心の根っこと言われる基本的信頼感が育ちます。
私達も、一人一人の子どもにじっくり関わることができるので、まだ言葉でうまく自分の思いを伝えられない子どもの気持ちを察することができ、信頼関係が強くなると感じています。
基本的生活習慣を身につけなくてはいけないこの時期に、一人一人に合わせて声を掛けたり、次の課題を設定して見通しを持って関わることができるのも、『担当制』のいいところです。
『担当制』で心配されるのは、担当の先生がいない時、不安にならないかということではないかと思います。担当の先生がいない時に関わる人を決めておくと子どもは不安にならなくてすみます。『担当制』で、大人への信頼感が育っていると、次の先生も柔軟に受け入れてくれるようになります。
保育園では、8週14休の勤務形態を取り入れているので、ウィークディに担当の先生がお休みなのはそんなに珍しいことでもないのですが、お休みだからといって、寂しそうだったり、不安そうにしていたという話はあまり聞いたことがありません。
保育には正解がないので、いろいろなやり方があっていいと思うのですが、園の方針に従って、何のためにその方法を選択しているか、職員全員が共通理解していることが大切なのではないでしょうか。
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