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保育園の良いところ

 朝、テラスの天井に黄色い蛾を見つけたりんご3組(5歳児)の子ども達に、何度も、「あの蛾を捕まえたいから、虫とり網をちょうだい。」と頼まれました。「蛾は毒があるのもいるから、大丈夫かどうか調べてからね。」と言うと、図鑑を持って来て調べ始めました。

 「これじゃない」「ここが違う。」と図鑑と見比べながら、真剣に探していました。1冊目の図鑑では見つからず、別の図鑑を持って来て、みんなで頭を突き合わせて調べていました。

 結局、図鑑に同じ蛾が見つからなくて、しびれを切らしたYくんが虫網で捕まえようとした瞬間に逃げてしまいました。とっても残念そうでしたが、良い時間を過ごしたと思います。

 同じや違いに気づくことは、大事ですね。よく見なければわからないことです。みんなで同じものに関心を持つと、友達の意見を聞いて気づいたり、より深く考えようとします。

 午後、事務所で仕事をしていると、りんご3組(5歳児)のKくん、Sくんと2組(4歳児)のKくんが、「園長先生、ちょっと2階に来てごらん。」と言いながら、入って来ました。

「何があるの?」「みんなで力を合わせてツミキザウルスを作ったんだよ。」見に行くと、『つみきでとんとん』の絵本そっくりのツミキザウルスが出来上がっていました。

 2年前の生活発表会で、当時のりんご2組さんが、大型積み木を使ってツミキザウルスを作ったのですが、そのことを覚えていて、自分達も同じ年齢になり、表現できるようになったようです。あの時の3組さんと同じことができて、嬉しそうな子ども達を見ながら、憧れの対象がいることがどんなに大切なのか改めて感じました。

 一緒に考え合う友達がいること、憧れの存在がいること・・・保育園の良さを改めて感じています。

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