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京都大学大学院教授・発達科学者の明和政子先生は、私たちヒトは、他者・社会と強く結びつきながら進化してきた生物であり、他者・社会の中でしか生存することができないと言われています。

 コロナウイルス禍で、人との接触を極力避け、特に身体的なコミュニケーションを止められた今、心が傷ついてしまうのは当たり前のことです。私たち大人は、今までの蓄積がありますが、成長・発達の最前線にいる子ども達がそれを止められてしまっているのですから、大きなダメージを負っていることは明らかです。

 実は・・・保育園にいる間、子ども達は濃厚なコミュニケーションを取っています。批判されることかもしれませんが、子ども達に、「離れなさい」「くっついてはいけません」ということはできません。人にくっつく・・・これは本能ですから。

 大きなストレスを感じると、人は2つの道を取るそうです。一つは、人を攻撃するようになる・・・マスク警察や自粛警察はそんな心の表れでしょう。

 もう一つは、自分を客観視する・・・自分は他人の目にどう映っているのだろう、自分のふるまいは他者にどのような影響を与えているのだろうと外側から自分を見つめることができ、今の状況を変えるための発想の転換ができるようになるそうです。

 人を責めながら生きるのか、発想の転換をして前向きに生きるのか、どちらの道を選びますか?

 狭い考えに陥ると、人を責めたり、自分を責めたりして、生きるのが辛くなったり、楽しく生活することができなくなってしまいます。それは悲しいですね。

 外側から自分を見つめ、自分はどうふるまえばいいのか、今の状況を変えるためにはどんな行動を起こせばいいのか考えられるようになりたいものです。

 今、コロナウイルスは全人類に暗い影を落としていますが、その影に押しつぶされてしまうのか、暗い影から希望の光を見出せるのか、それは自分の心次第なのでしょう。

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