- Jul 26, 2020
子育てのまちがい
育児、子育てに正解はないと思っていますが、明らかに間違っていることはあります。 随分前のブログに書いたと思うのですが、ヤフーの知恵袋で、子どもに食べさせている時に食べこぼしがひどいからどうすればいい?という質問で、ベストアンサーに選ばれたのは、お風呂場で食べさせて、洗い流せばいいという回答でした。 先日、他の先生から聞いた話ですが、赤ちゃんを抱っこしたお母さん二人が話していて、片方のお母さんが、「うちの子、やっとテレビを見れるようになったんだよ。」と嬉しそうに話す会話が耳に入って来たそうです。 乳幼児期に、誰と、どこで、どのように食べたかは、それ以降の食生活に大きな影響を与えます。温かい親子関係を築くためにも、食事が楽しい時間だと感じ、食べる意欲を育むためにも、お風呂場で食べさせてはいけません。 テレビが乳幼児期に与える悪影響についても、アメリカの小児学会では、はっきりと、「2歳まではテレビを見せないように」というメッセージを出しています。 現実とテレビの中の世界の区別ができない赤ちゃんに、テレビを見せるのは可哀想です。テレビの音、映像、スピード


- Jul 25, 2020
おもしろい!
プール開きもできない日々が続いていますが、先生達が面白い遊びを提供してくれるので、子ども達は毎日本当に楽しそうです。 先日は、シェービングクリームに重曹を加えて、ベタベタする泡遊びを楽しんでいました。ビョーンと伸びる感覚が面白くて、どれだけ伸びるかいろいろ試している子もいました。 夕方、2歳児のMちゃんのお母さんにその話をしていると、「シェービングクリームでしたよ」と、2歳児の女の子がシェービングクリーム!という言葉を覚えていたのが面白くて笑ってしまいました。 りんご組(3・4・5歳児)は、ボールに氷を敷き詰めて、塩をかけ、その中に水が入った小さなボールを入れて、氷が張る瞬間を観察しようと実験していました。 なかなか氷にならず、やっと少し氷ができた時には、子ども達は待ちきれずに他の遊びに移っていました。実験に失敗はつきものです。なぜ失敗したのか、考える行為そのものが大切です。 先日、汐見先生が、「エジソンは実験で100回目に成功した時に、99回は失敗ではなく、学ぶ機会だったと言った。」と話されていました。だから、子ども達に上手に失敗させてほしい・
- Jul 24, 2020
希望
本当だったら、今頃オリンピックの開会式で、日本中が盛り上がっていたはずなのに・・・と思うと、人生はどこに落とし穴があるかわかりません。福岡でも感染者が増えて、明日はどうなる?という不安に苛まれています。 正体がわからない感染症なので、悪い方にばかり考えてしまいます。最近、コロナウイルスは、毒性が低く、おとなしいと言っている大学教授の発言をテレビで聞きました。本当にそうならいいのですが・・・。 もうすぐ8月なのに、梅雨がなかなか開けません。少し前まで、6月は梅雨で、7月初めにはプール遊びができました。りんごの花保育園では、7月6日にプール開きをする予定でしたが、いまだにできていません。来年は、日程を考えないといけないと思っています。 休みが続いて家にいる時間が長くなると、子どもたちの声が聞こえないので、マイナス思考になってしまいます。子どもたちといると、おもしろいことを言って笑わせてくれたり(一昨日は、4歳児の男の子がトトロの声マネをしてくれたのがとっても可愛くて思いきり笑わせてもらいました)、成長した姿に感動したり・・・やっぱり子どもたちの力はす
- Jul 23, 2020
もう、ガブしないよ
昨日の帰りのことです。2歳児のAくんが、事務所に入ってきました。以前はよく帰りの挨拶に来てくれて、♪さよなら、あんころもち、またきなこ♪をしていたのですが、最近は、あまり来てくれなくなりました。子どもたちの興味は変わるので、寂しく思いながらも、まぁいいか…と思っていました。 久しぶりに、走ってやって来たAくんは、「Aくん、もうガブしないよ」と一言。驚いて、嬉しくなって、思わずAくんを抱きしめて、「すごいね。ちゃんと覚えていてくれたんだね。嬉しい!」と言いました。 2歳児のAくんは、時々お友達を噛みついてしまいます。場所の取り合いだったり、玩具の取り合いだったり、椅子に乗った赤ちゃんに「降りて(危ないと思ったからだと思います)と言ったのに、降りてくれなかったのでガブリということもありました。 まだスムーズに言葉が出ずに、つい・・・となるのですが、噛みつかれるととっても痛いので、頭を悩ませていました。噛みついてしまった理由を聞き、相手の子どもの気持ちや痛みを伝え、なんとかやめさせたいと思いながらも、噛みつかずにいられないAくんの気持ちにも寄り添ってき
- Jul 22, 2020
多様性3
昨日のブログに、ハンディがあるからと、小学校で進路が分けられるのはおかしいのではないかと書いたのですが、読んでくれたS先生から、感動的なお話を聞きました。 成人されているS先生の娘さんは、保育園から中学校までダウン症のK君と一緒に過ごし、そのおかげで、ハンディを持っている人に対してなんの偏見も持っていない、そしてそれが自分の一生の財産だと思うといつも話されているそうです。ダウン症のKくんと幼児期、学童期以降を過ごしたからからこそ、Kくんのことを理解でき、一緒にいることが当たり前という感覚が自然に育ったのですね。 私が前勤めていた保育園も、様々なハンディを持っている子を受け入れていました。4歳になって歩けるようになった子や、卒園するまで会話ができなかった子もいましたが、周りの子ども達は、それはその子の個性だと受け止めていたようでした。困っていたら、手を差し出し、自分でできると思えば、自然に手を放していました。子どもはすごいです。大人のように偏見を持つことがありません(周りの大人の意識が大事ですが)。 時々パニックを起こす子がいましたが、周りの子は全