とっておきの話
7月から、毎週1日2時間お手伝いに来てくれたY 先生が、腰痛のため、今日が最後の勤務になりました。
周りに小さい子がいないから、孫がたくさんできたみたいで、みんな可愛くて・・・と言われるY 先生と2歳児のSちゃんのとっておきのエピソードを、昨日I先生が教えてくれました。
ある日、2歳児のSちゃんが、お散歩に行って拾ってきたドングリを、「あげる」と言ってY 先生にプレゼントしたそうです。小さい手のひらからもらったドングリが嬉しくて、Y先生はそのドングリを小さな袋に入れて持ち歩いていらっしゃったそうです。
何日か経って、Y 先生が、「この前もらったドングリ、大切に持ってるよ。」と、ポケットから小さな袋を取り出してS ちゃんに見せると、「ちょうだい」と言って、Sちゃんはリュックに入れて持って帰ってしまいました。
I先生からその話を聞いたS ちゃんのお母さんが、こっそりリュックから取り出してまた園に持って来てくれ、再びドングリは、Y先生の元へ。
Y先生は、お守りのように大事に今も持ち歩いていらっしゃるそうです。Y先生が一番初めに2歳児のお部屋に入って所在ない感じがしていた時に、「遊ぼう。」と最初に言ったのがSちゃんだったので、Y先生にとってSちゃんは特別な存在だったのかもしれません・・・・
それもI先生が話してくれました。子どもからもらったドングリがお守りのようになるなんて、心が温かくなるお話です。
Y 先生、いつまでもお元気で。子ども達の成長した姿をいつでも見に来てくださいね。