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『担当制』その2

昨日のブログに、りんごの花保育園の未満児クラス(0・1・2歳児)は『担当制』で、一人一人の子どもにじっくり、丁寧に関わっているということを書きました。『担当制』を始めて20年近くになると思いますが、初めの頃は『担当制』の意味さえわかりませんでした。

 『担当制』のことを知り、子どもにとってよさそうだと思ったものの、どうすればいいかわからなかったので、知り合いの主任の先生にお願いして(その当時私も主任でした)、見学に行かせてもらったり、その園で作られたマニュアルやタイムスケジュール、先生達の役割分担表などを見せてもらいました。『担当制』をしている園の先生方は、『担当制』の良さを広めたいと思ってあるので、惜しげもなく教えてくれました。

 食事、排泄、午睡などの育児は、同じ先生が関わった方が、子どもは安心することがわかりました。保育園は、シフト制で勤務しているので、全て担当の先生が関わることは難しいのですが、育児に関してはなるべく同じ先生が関わるようにしています。

 食事の時、担当の先生がエプロンとバンダナを付け出すと、0歳児でも自分の順番だということがわかり、自分から机に座って待つようになります。たくさん身体を動かして、担当の先生と落ち着いて食事をした子は、自分で歩いて行って自分のコット(お昼寝用のベッド)に横になります(お昼寝する場所も決まっています)。

 お家では、座って食事ができなかったり、自分で眠ることができないと言われますが、園では自分で進んで行動します。一日の流れがわかっていて、安心できる先生に毎日関わってもらうと、自分でしようとする気持ちが出てくるのでしょう。

 子どもは、たくさんの力を持っています。それを引き出すのは、大人や友達、そして環境だと、小さいながらも主体的に行動する子ども達を見ていてそう思います。

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