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時間
- 智子 大瀧
- 2 hours ago
- 2 min read
楽しいゴールデンウィークもあと1日。時間はあっという間に過ぎていきます。時間の概念は人間が社会を作る前から、共にいる人たちと過ごしやすいようにつくられたものと想像します。
朝が来て日が暮れ、真っ暗闇が訪れる頃を一日の単位とし、それを月の満ち欠けや自然界の流れに合わせながら、一年の単位とした・・・なんてわかりやすいのでしよう。
この時間の概念を子ども達に理解してもらうのはなかなか難しいです。目には見えないものを現実に照らし合わせながら理解するのは、現実と想像の世界を行き来しながら生きている子ども達には難題です。
先週の夕方の園庭での出来事です。5時40分になったら、片付け始めることになっています。でも、遊びに夢中になっている子ども達が、時計を見ることはほとんどありません。
決まって「今、時計の針はどこかな?」と私達が声をかけて、「8!」と答え、気持ちを切り替えるのに2.、3分かかって片付け始めます。
ところがこの日は3歳児のTちゃんが、「8になってる!」と言うや否や片付け始めました。時計に意識を向けたこと、時計の針が読めたことに驚き、たくさん褒めました。
季節は春の終わりで、夕方の6時はまだまだ明るく、片付けようという気持ちにはなかなかなれないと思います。時間の概念がない子ども達に時計を見て行動してほしいというのは無理な要求ですが、たまにこんなことが起こります。
難しくても、毎日の生活の中に時間を入れることで少しずつ時間や時の流れが意識できるようになっていくのだと思います。具体的に考える発達段階の子ども達なので、「早くしなさい」「急いで」「グズグズしないで!」などわかりにくい言葉ではなく、子ども達に分かる具体的な言葉で伝えたいですね。
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