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忍耐力

 12月になったので、二人の孫にアドベンチャーカレンダーを送りました。クリスマスを指折り数えるのもいいのですが、子どもは視覚に訴える方がわかりやすいと思ったからです。


 でも、ちょっと試してみたいという気持ちがありました。小学校1年生の子は時間や時の流れを意識できるでしょうが、2歳になったばかりの子には難しいでしょう。毎日1つずつ箱を開くことができるかな?我慢することはできるのかな?と思いながら送りました。


 昨日、1日の箱を開いて大好きな汽車の玩具が出て来てニコニコ。すぐに他のところを開けようとして、母親に止められ、とても不機嫌そうな写真が送られて来ました。まだ先を見通して今我慢することは難しいので可哀想なことをしてしまいました。ちょっと反省です。


 我慢・・・先日読んだ児童精神科医の滝川一廣氏の「子どものための精神医学」に、忍耐力について書いてあったことを思い出しました。


 時に誤解されるが、「意志力」と「忍耐力」とは違う。忍耐力は衝動・欲求をひたすら抑えたり、ストレスをこらえる受け身の力である。衝動・欲求をしかるべく満たしたり、ストレスを乗り越える力にはならない。それに対して意志力は、衝動、欲求を自力で制御したりストレスに立ち向かう能動的な遂行力である。しつけにおいて、両者を混同しないことが大事。忍耐の強制は能動性を妨げ、むしろ意志力の育ちを損なう。親はしつけのつもりがいわゆる「虐待」となってしまう事態が生じるのはしばしばこの誤解からである。


 上記のように書かれていて、ちょっとドキッとしました。昔は、子どもに忍耐力をつけるために我慢をさせなくてはいけないと公然と言われていましたが、そのことが厳しい躾けにつながったのは否めないでしょう。我慢を強いるのではなく、子どもが自らの意志で我慢しようと思ったり、困難なことに立ち向かおうとする気持ちを育てることが大事だということだと思います。その根本には自分は大事にされているという安心感や人への信頼感があるのでしょう。


 ちょっと話が重くなってしまいましたが、2歳の孫にはクリスマスを楽しみに1日1個だけ箱を開けるという忍耐を強いるのは意味がないので、「全部開けてもいいんだよ」・・・と言います。

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