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いのちを守る

 昨夜、NHKの『いのちを守る学校に』という番組を見て、とても怖くなりました。2015年以降、学校で命を失ったり、障害を負った児童数は8729人にものぼるそうです。


 学校での事故は、新しい事故が起きているのではなく、同じような事故が繰り返されていると専門家の方が話されていました。


 ということは、情報が共有されていないことや大人の管理能力や危機意識のなさが、再発を防げない要因になっているのかもしれません。


 番組では、熱中症で亡くなった男子中学生や、重度の障害を負って16年間も全介護の状態にある女性、運動会のムカデ競争の練習の時に先頭で誘導していて転倒し、その後から来た学生に次々に踏まれて頚椎を骨折し、車椅子生活を余儀なくされた女性が紹介されていました。


 当事者の方はもちろん、周りの方々は、あの日学校に行かせなければと何千回も何万回も思われたことでしょう。安全なはずの学校で、命を失ったり、重い後遺症を負ってしまうなんて想像もしなかったと思います。


 学校では、命に関わるような事故・・・給食中の食べ物による窒息、教室の窓からの転落や熱中症が繰り返し起きているそうですが、保育園も同じです。先日も遊具のロープが首に巻きついて3歳男児が重態になるいう事故が起きてしまいました。悔やんでも悔やみきれない事故は繰り返し起きているのですね。


 今から暑くなり、熱中症のリスクが高まります。子どもは、喉の渇きを感じにくく、体内の水分量が少ない上に消費しやすいので、より注意が必要です。『お茶タイムだよ』と先生達が声をかけて水分をとるよう促してくれていますが、遊びに夢中になっていることもあるので、水分をとる習慣が身につくようにしなくてはと思います。


 ゴールデンウィーク明け、命の重さと管理者としての責任の重さを改めて感じ、気を引き締めています。

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