目標

保護者会から寄贈して頂いたとび箱が、今朝届きました。8段です。想像していたよりも、高くてちょっとびっくりしました。子ども達の身長ほどあるので、これを跳べる子がいるのかなと思いました。 早速、2階のりんご組(3・4・5歳児)の保育室に運んでもらったら、「1,2,3・・・ほんとだぁ!8段ある」と数える子もいて、大騒ぎだったそうです。 タイミング良く体育教室のT先生がレッスン中で、5歳児にとび箱を挑戦させてくれました。「1人の子が7段を跳べて、がんばれば8段が跳べるかもしれません。他にも7段跳べそうな子もいます。」と話して下さいました。 自分の身長ほどのとび箱を跳ぼうとするその気持ちがいいですね。跳べなくても跳びたいと思えるのがいいです。目標ができました。がんばったら・・・諦めずに練習したら、できるようになるかもしれないと思う気持ちが大事です。 3歳児、4歳児の子ども達には、見上げるほど高いこのとび箱はどんなふうに映っているのでしょうか?そのとび箱に果敢に挑戦する5歳児の姿をどんな思いで見ているのでしょうか? 保護者会の皆様の温かい思いに感謝です。とび箱は、ず~っと長く使えます。今はピカピカのとび箱ですが、跳べた瞬間の嬉しい気持ちや跳べなかった時の悔しい気持ちを映し出し、たくさんの思い出を刻んでくれることでしょう。

父になる

最近のお父さんは、抱っこひもで赤ちゃんを抱っこしたり、オムツを替えたたり、赤ちゃんが生まれた時から子育てに積極的なお父さんが多くていいなと思います。 りんごの花保育園の主任のA先生も、毎日双子のお子さんの一人を抱っこひもで抱っこし、もう一人をベビーカーに乗せ、大きな荷物を抱えて保育園に送り迎えしています。この姿を見るだけで、世の中のお父さんに大きな影響を与えるのではないかと思います。 母親は、10月10日、自分のお腹の中でだんだん赤ちゃんが大きくなるのを実感するので、自然に母親になる意識が出て来ますが、父親は赤ちゃんが生まれた後に、少しずつ父親になる意識が出てくるのかもしれません。 私が子育てをしている頃は、父親が子育てに無関心なのは特別なことではなく、母親が必死に赤ちゃんの世話をしているのを側で見ているだけでも批難されることはなかったように思います。 子どもに関わるからこそ愛情も湧き、心配もし、日々の小さな成長を嬉しく感じます。自分を見つめる曇りのない子どもの眼を見ていると、父親としての自覚も高まって来るでしょう。 子どもを産み育てるということは、父親、母親として自分が育つということなのかもしれません。子どもを育てながら、自分自身が自分の父親、母親からどんなに愛情をかけてもらったのか、どんなに心配をされて育ってきたのかを教えられます。 父親になるというのは(もちろん母親も)、今まで自分が一番だったこれまでの価値観を変えることでもあります。我慢をしなくてはいけないことや諦めなくてはいけないこともたくさんありますが、子どもを育てることは、それ以上の喜びや楽しみをもたらしてくれます

健康

前回同様、電撃的な安倍総理大臣辞任のニュースに、昨日は驚かされました。辞任の理由が健康問題だと聞いて、やっぱりという思いと共に、切なくなりました。そこまで無理をしなくては総理大臣という重職は務まらないのでしょうね。 これまでの政策や方針にいろいろ思うところはありましたが、歴代最長在任日数を成し遂げられたことは、それだけの信頼があったからですね。今はただお身体を大切にご自分の人生を楽しんでほしいと願います。総理大臣の代わりはいても、安倍さんの代わりはいないのですから。 身体も心も健康でいることは本当に難しいです。健康な時はそれを特別なことだとは思わないのですが、それは決して当たり前のことではないのですね。元気に仕事ができることに感謝しなくてはと思います。 りんごの花保育園を開園する前と開園後は、忙しくて自分の身体を顧みることはありませんでしたが、最近コロナウイルス対策のために家にいる時間が増え、自分の体の衰えに気づきました。 これではいけないと、毎朝20分くらい体操をして、お休みの日には3キロくらい走っています。今まで走るのは嫌いで、ジョギングする人の気持ちがわからなかったのですが、走ると気持ちがすっきりします。空いた時間に、自分だけで動けるのも、ジョギングのいいところです。 どのくらい続けられるかわかりませんが、家族に心配を掛けたり、人に迷惑をかけないために、自己管理をしなくてはと思っています。 今日の夕方、近くの結婚式場から紅白のハートの風船が青空に飛んでいくのが見えました。やっと結婚式も開かれるようになったのですね。青空に舞い上がる風船を見ながら、パンドラの箱を開けた時、災

なつまつり

今日はなつまつり。色鮮やかな浴衣や甚平を着て子ども達が登園してきました。例年、土曜日の夕方から保護者の方も一緒に楽しんでもらっていたなつまつりですが、福岡市でコロナ感染が拡大してしまったので、今年は園内で、保育の中で、子ども達と保護者会役員さんと私たちだけで行うことにしました。 保護者会役員さんが準備をして下さったので、私たちは子ども達と一緒に楽しませてもらいました。保護者の方の力は大きく、心強いです。 ヨーヨー、輪投げ、ひもひき、ボーリング、フォトコーナーと、5つのコーナーをクリアするたびにお土産をもらい、子ども達の気持ちはどんどん高まっていきました。 りんご組(3・4・5歳児)は、できるだけ子ども達自身で考えて動いて欲しいと思ったので、あまり制約をせずに園内を自由に行動していいことにしました。楽しいことがあると、自分で行動を制御できるようで、あまり注意されることもありませんでした。 これからも、自分で考えて行動して充実感や満足感、自分への自信が感じられるような活動をたくさん取り入れたいと思いました。 年長組が、各コーナーで法被を着てお手伝いをしてくれる姿がとても頼もしかったです。「いらっしゃい、いらっしゃい!」と呼び込みをしている子、小さい子に優しくゲームの仕方を教えてくれる子、スタンプラリーにシールを貼ってくれる子など大活躍でした。 今年はコロナウイルス感染のために、様々なお祭りがなくなっているので、園内でなつまつりができて、本当によかったです。 子ども達が「楽しかったー!」と言う声を聞きながら、久々にみんなで楽しむことができたことをとても嬉しく思いました。少しずつ日常が

子ども達の力

午後から4人の年長組の子ども達と、近くのグループホーム『さくらの家』さんを訪問しました。コロナウイルス感染が拡大していたので、しばらく自粛し、久しぶりの訪問でした。4人だけで行ったのも、ご迷惑にならないように、交流を続けたいと思ったからです。 ステイホームの世の中ですが、グループホームにはリスクが高い高齢者の方が入所されているので、さらに孤立感が強まっているような気がします。今回も、玄関までの訪問となりました。仕方ないですね。 子ども達が作った紙粘土の花瓶と、その花瓶に挿してもらいたいと思って鮮やかな色のバラの花をプレゼントしました。元気な色の花を見て、少しでも気持ちを明るくしてもらえると嬉しいです。 年長組は、グループホーム訪問にも慣れてきて、ご挨拶も花瓶の説明も上手にしてくれました。特に、たった一人の男の子のHくんが張り切って、自分が作った花瓶の説明をしてくれました。花瓶を作った時、「おうちに持って帰ってもいいよ。」と担任の先生が言ったそうですが、どうしてもおばあちゃん達にプレゼントしたいと言ってくれたそうです。 貝殻の花瓶は、海の香りがしてきそうです。 Hくんの気持ちが籠った花瓶は、きっとおばあちゃん達を元気づけてくれるでしょう。「こんな時」なので、グループホーム訪問も躊躇してしまいますが、「こんな時こそ」子ども達の力が必要とされていると思います。

失敗

今年も失敗でした。なかなかうまくいきません。保護者の方に呼び掛けてペットボトルを集め、半分に切り、長く繋いだ筒状のペットボトルを2階の園庭から1階に伸ばして水を流したのですが、水は下まで流れませんでした。 予想では、1階園庭に置いたプールに水が溜まるはずだったので、プールの中では子ども達が待ち構えていました。でも、水は駄々洩れ状態で、プールまで流れて行きませんでした。途中でペットボトルにテープを巻いたり、ホースを通したり、いろいろやってみたのですが、ダメでした。 食紅で色をつけた氷を準備してくれていたので、透明のペットボトルの筒の中をきれいな色の氷が流れるのを見ながら、みんなで「きれいね~」とうっとり見るはずだったのですが・・・。 なかなか思うようにはいかないものです。昨年も失敗し、リベンジだったのですが、水の重みでペットボトルはぐにゃりと曲がってしまいました。期待でいっぱいの子ども達の顔がだんだん悲しそうになっていくのを見て、来年こそ・・・と思いました。 3年越しのチャレンジになります。すんなりできるよりも、失敗を繰り返してできたことからたくさんのことを学べるはずなので、来年は、成功を目指したいと思います。 明日でプール遊び、水遊びも終わりです。今年最後のチャレンジは残念な結果になりましたが、心が動く経験ができました。

もうすぐなつまつり

保育園では、コロナウイルス感染拡大防止のため、様々な行事が中止になったり、内容が変更になっています。 りんごの花保育園も、保護者会役員さんが、コロナウイルス感染拡大防止に留意しながら、なつまつりの準備を進めてくださっていたのですが、福岡市で感染が広がったので、とうとう保護者の方に参加してもらうなつまつりは中止になりました。 でも、方法を変えて、8月29日に園内で、子ども達と保護者会役員さん、先生達で行います。 保護者会役員さん方は、7月から何度も集まって話し合い、準備をしてくださいました。スタンプラリー形式で、ヨーヨー風船・ひもひき・ボーリング・輪投げ・フォトコーナーの5つのゲームに挑戦し、それぞれのコーナーでお土産をもらうことになっています。 昨日午後、りんご組(3・4・5歳児)のお部屋に行くと、年長組の子ども達がヨーヨー風船を膨らませていました。みんなで役割分担をしながら、上手に膨らませ、ゴムまで通してくれたそうです。 「膨らみ方が足りない風船があると、『これ、もう少し膨らませて!』とチェックをしてくれる子もいて、助かりました」と、主任のA先生が話してくれました。 子ども達ができることはなるべく子ども達にしてほしいと、いつも思っているので、頼もしい年長組の子ども達の話を聞くと嬉しくなります。 うちわは、それぞれのクラスで工夫して、子ども達の成長が感じられるものになるでしょう。コロナウイルスで様々な行事がなくなっていますが、保育園では工夫次第で十分楽しいことができると感じています。 なつまつりまであと4日、子ども達の喜ぶ顔が目に浮かびます。

プール遊びの成果

今日は、体育教室でのプール納めの日でした。長雨のために、専任の先生の指導を受けてのプールは4日しかできませんでしたが、それぞれのペースで水に親しむことができたようです。 りんごの花保育園のプールは、2階の園庭にあります。2m×4m弱の小さなプールですが、子ども達の小さな身体であれば、泳いでいる気分は十分味わえます。周りのフェンスが目隠しになり、安心してプール遊びができるのもいいところです。 年長組は、顔をつけてバタ足ができる子が11人中4人いました(一人欠席のため)。そこまでできれば、小学校に行ったらすぐに泳げるでしょう。他の子ども達は、鼻まで水に浸かって移動することはできますが、顔全体をつけるのはまだ怖いようでした。 昔は、夏休み期間は小学校のプールが地域ごとに開放されていたので、年上のお兄さん、お姉さんに教えてもらいながら泳げるようになりました。年上のお兄さん、お姉さんが泳ぐ姿に憧れて、一生懸命練習したことを思い出します。当時は、お母さんたちが交代で監視当番をしてくれましたが、特に事故もなかったように思います。 近年、毎年のようにどこかの幼稚園や保育園でプール中の死亡事故が起こり、厳しく管理体制が問われるようになりました。先生がプールを片付けている間に、幼稚園児が溺れて亡くなるという事故が起きたのを受け、現在は子どもを監視をする職員を決め、その職員は子どもの見守りに専念しなくてはいけないようになりました。 りんごの花保育園では、プール開きの安全祈願をしたので、水の神様が子ども達の安全を守ってくださっているようで、今のところケガもなく楽しく水遊びができています。あと3日、プー

工夫次第

暑い日が続きますね。先週は、スイカ割り、泥んこ遊びなど夏ならではの遊びを思いきり楽しみました。 水曜日、りんご組(3・4・5歳児)は、園庭で泥んこ遊びをしたのですが、昨年の5歳児は、浜辺で肌を焼いているかのように、全身に泥を塗って寝ころんでいましたが、今年は静かな泥遊びでした。子ども達によって遊びは変わりますね。 園庭に小さな山があるのですが、それを利用してウォーターコースター(水上滑り台)を作ろうと計画していたようです。でも、小さな山なので、傾斜が緩やか過ぎて、ブルーシートを敷いて水を流しても滑りません。 5歳児の子ども達はどうしたらいいか一生懸命考えていました。 ブルーシートを広げたり、水の勢いや場所を変えたりしていたのですが、全然滑りません。 子ども達がとても残念そうだったので、小さい滑り台を持って来ることを提案しました。それを山の上に置くと、かなりの傾斜がつきました。「これ、いい!」と大興奮した子ども達は次から次に滑り始めました。 そのうち滑り降りたところにあるシートを厚いものに替え、プランターを置いて囲み、水が溜まるようにしました。滑り台の上から水をかけると、勢いがつきスリル満点です。「うわー!すごい!!」「たのしい!!」しばらく夢中になって滑っていました。 小さな園庭の中に、海の中道海浜公園に行かなくてもいいくらい、楽しいウォータースライダーができ上がりました。子ども達のアイディアと、子ども達を楽しませたいという先生達の思いの結晶です。工夫次第ですね。

叱り方

昨日の続きになりますが、叱るのは難しいですね。感情的に叱ってはいけないと思っていても、叱っているうちにだんだん怒りの気持ちが強くなって、言わなくてもいいことまで言ってしまうこともあります。 私も、娘が年長組の頃に、「どうして私にはこんなに怒るのに、他の子には優しいの?」と言われたことがあります。「あなたに良い子になってほしいからよ。」と答えましたが、娘は納得できなかったようです。 自分の願う通りに育ってほしいと思うので、思うようにならないと感情的になってしまうのでしょうね。子どもを愛しているから・・・、ちゃんとした大人になってほしいから・・・親ならではの思いです。 でも、子どもにはそんな親心はわかりません。子どもが納得できるように叱るにはどうすればいいのでしょうか? 乳幼児期の子どもは、年齢や理解に応じて、わかりやすい言葉でやめてほしいことを伝えるとともに、どうすればいいのか具体的に教えてあげてください。子どもは叱られても、どうすれば良かったのかが分からずに困っていることもあります。 「いつもそうなんだから」「〇〇できない子」などと、以前のことを持ちだしたり、〇〇な子と決めつけるような言葉は使わないでくださいね。子どもが自分に対して否定的なイメージを持ってしまってはかわいそうです。 昨日のブログにも書いた通り、今この瞬間を生きている子どもは、何度も何度も同じことを注意されて、少しずつわかっていきます。怒りや強い叱責ではなく、根気強さが大切なのだと思います。

叱るのは難しい

3歳児のAくんが保育室の壁紙を剥がしてしまいました。2階の保育室に入ると、ちょうど私のところに謝りに行こうとしていたようです。主任のA先生から、「Aくん、園長先生に話があるんだよね。」と言われ、Aくんは、神妙な顔で頷きました。 開園して3年目ですが、みんなが綺麗に使ってくれるので、時々工事の方に修理をお願いするくらいでそんなに傷んでいる場所はありません。0歳から5歳までの60人くらいの子ども達が長時間毎日使うのですから、傷んだり汚れたりするのは当然ですが、使う人の意識で随分違いますね。 子ども達にも、ものを大切に使うようになってほしいので、ふざけすぎた結果だったり、わかっていてわざとした時は、しっかり話をしています。先生たちもそう思ってくれているようで、時々、壊れた食器や道具を持って子ども達が謝りに来ます。 Aくんに、「こんなに破れたら悲しいよ。修理の人に電話してお願いしなくてはいけなくなるよ。今日みたいに暑い日に修理の人にお願いしたら、修理する人は大変だよね。」と話すと真剣な顔で聞いてくれました。「Aくんのお父さんも、こんな暑い時にお仕事をしているでしょ。お父さんは、お仕事してなんて言ってる?」と尋ねると、「疲れるって」「そうだよね。こんなに破れたら、修理の人が困るよね。」・・・だんだんAくんの顔が悲しそうになって来ました。 こんなに暑い中、毎日お仕事をしているお父さんのことが頭に浮かんだのでしょう。「もう、破かないよう気をつけてね。」と言うと、こっくり頷いてくれました。 昨日のブログに書いたように、子どもは今この瞬間が全てなので、面白いと思ったら行動してしまい、その結果どう

歩きながら考える

子どもは頻繁に失敗をします。それもわざとのように同じ失敗を繰り返します。「落とすから気をつけて」と注意しても、テーブルの奥にあるものを取ろうとして、手前にあるものを落としてしまいます。ふたつのことに注意を向けるのが難しいのです。 「走らないで」と言っても、面白いものを見つけると、走ってしまいます。注意して行動するようになるのは何歳頃でしょうか。5歳を過ぎると、ちょっと立ち止まって考えるようになってきますが、それにも個人差があります。 何度も同じ失敗を繰り返す子どもを相手に、大人は叱れば注意するようになると思ってしまいますが、周りの状況を見る力がつくまでは、いくら叱っても効果はありません。叱られることで委縮したり、自分を否定する気持ちになるので、叱ることは逆効果かもしれません。 私の孫は4歳になりますが、頻繁に同じ失敗をして、「また!?」「何度言えばいいの?」「この前も同じことをしたでしょう!」と叱られています。母親の気持ちになれば、叱りたくなるのもわかりますが、叱ったからと言って反省して改善するわけでもないのに・・・と心の中で思っています。 特に公共の場では行儀良くしてほしいと思うのは親の願いですね。周りの目が気になり、子どもの行動に過剰に反応してしまいます。 一緒に出かけた時、ホテルの中で走るたびに、娘に「こんなところで走ったらダメ!みんなに迷惑かけるでしょ!」と何度も何度も叱られていました。 何度も叱られた直後、おもしろそうなものを見つけて走り出そうとしたのですが、「ホテルの中では走ったらダメ。」と独り言をつぶやき、走るのを我慢しました。我慢することができるようになったのか

難問

昨日は、暑い夏を少しでも楽しく過ごせるように、先生たちがスイカ割りを企画してくれました。7月の誕生会で、ビーチボールのスイカでスイカ割りをして大喜びする子ども達を見て、本物のスイカにチャレンジさせてあげたいと思ったようです。 とても暑かったのですが、それを吹き飛ばすぐらいスイカ割りは盛り上がりました。固くてりっばなスイカは子ども達の力ではなかなか割れなかったのですが、主任のA先生の一振りでスイカに割れ目が入り、その後、子ども達が次から次に棒で叩いて見事に割れました。 すぐそばのビニールプールで遊んでいた2歳児の子ども達をスイカ割りに誘ったのですが、参加したのは一人だけでした。やっぱりスイカ割りにも、おもしろさが分かる年齢があるのですね。 割れた後は園庭でみんなで食べました。スイカは、好き嫌いが分かれ、嫌いな子も多い果物です。でも、いつも食べない子が、外でおいしそうに食べる友達の姿を見て、食べていました。苦手なものを克服するきっかけになったかもしれません。種を一生懸命出しながら食べている姿がかわいかったです。 給食の先生は、先日りんご2組(4歳児)のAくんに宿題を出されました。「枝豆は大豆になったら、栄養が体の調子を整えるから体を作るに変わりますが、他にもそんな食べ物はありますか?」その質問を聞いて、給食の先生は頭を悩ませていました。食べ物の働きにまで関心が向くようになったのですね。 枝豆は、大豆になる成長途中の豆で、ビタミンが大豆の9倍含まれていますが、大豆になると、タンパク質2.9倍、炭水化物3.4倍、脂質3.2倍と枝豆に比べて多くの栄養素が含まれるそうです。どちらにしても、

だいじょうぶ、だいじょうぶ

昨日の夜、こんばんは保育(延長保育)でお迎えに来られた0歳児のAくんのお母さんが、Aくんが先生達と遊ぶ様子を見ながら、「こんな(遅い)時間なのに、こんなに楽しそうに笑うんですね。お家では泣いてばかりなのに・・・。」とため息交じりに言われました。 それまでも、楽しそうに遊んでいたAくんでしたが、お母さんの顔を見るとさらに元気が出て来たようで、走り回ったり、ボールを追いかけたり、大きな歓声や笑い声を上げていました。 きっと家に帰ると、疲れや眠さ、空腹、そしてお母さんに甘えたくて、たちまち機嫌が悪くなってしまうのでしょう。お母さんは、早くご飯の用意をしたいし、お風呂にも入れたいし・・・頭の中は「しなくてはいけないこと」でいっぱいになってしまうので、二人の思いはすれ違ってしまいます。 未満児の子ども達は、お母さんと離れている時間を取り戻そうとするかのように、お家に帰るとくっついて離れなくなります。早く寝かさないと朝起きれないと思うと、さらに気持ちは焦ってしまいますね。 仕事で疲れている上に、機嫌が悪い子どもに振り回されて、「もう、いや!」「なんで私だけこんなに大変な思いをしなくてはいけないの!?」と泣きたくなってしまう日もあります。私も同じ思いを何度も味わいました。 やり場のない怒りがこみ上げ、どうしようもない時がありますが、もうそんな時は、子どもを抱きしめて思いきり泣いてもいいと思います。泣いても、笑っても、怒ってもいい・・・そんな時間は確実に過ぎ去っていき、子どもは大きくなります。 あんな辛い時期もあったけど、ちゃんと子どもは成長している、がんばっていることはしっかり伝わっている・

ごめんね

お盆期間で、登園する子ども達が少なかった日のお話です。3歳児のAくんと4歳児のBちゃんが、朝からずっと仲良く遊んでいました。いつもはあまり接点がない二人ですが、それぞれ仲良しのお友達がお休みだったので、保育室の中でごっこ遊びをしたり、ブロック遊びをしていました。 そろそろ保育室の遊びに飽きてきたようだったので、「お外に行って遊ぼうか?」と言うと、あっという間に片づけをして、二人とも「裸足で遊ぼう!」と園庭に飛び出していきました。 とても暑かったので、やっぱり水遊びが始まりました。園庭の山に水を流しながら、Bちゃんは水がたまった穴の中に体操服のまま座り込みました。Aくんも、Bちゃんの横に座りたいのですが、狭くて座れません。 「かわって!」「いや!」しばらくその会話が続きましたが、なかなか代わってくれないので、怒ったAくんは、Bちゃんの帽子に泥を掛け始めました。「泥をかけるのはダメだよ。」と私が言うと、「いや!もう遊びたくない!」とさらに怒りが増してしまったようです。 二人に、「どうすればいいと思う?」と問いかけると、Bちゃんはすぐに「ごめんね。」と謝りました。それを聞いたAくんは「いや!」・・・なかなか怒りが収まらないようです。「Bちゃんは、頭に泥を掛けられて嫌だったと思うよ。でも、『ごめんね』って言えたね。Aくんはどうする?ずっと怒ってるの?」 なかなか気持ちが切り替えられないAくんは、怒ったままお部屋に戻り、シャワーを浴びて着替えてお部屋で遊び始めました。もう一度話した方がいいかな?と思っていると、お部屋の中から、「さっきはごめんね!」とAくんの大きな声が聞こえて来ました。

環境の大切さ

先日のブログに書いたように、今年度入園してきた0歳児の子ども達はあまり泣かずに園生活に慣れました。他の子ども達が落ち着いていることや、園全体に温かい雰囲気があるのがいいのではないかと自画自賛しています。 赤ちゃんは、言葉での情報がないので、五感をフルに使って周りの状況を把握しようとします。人の表情にも敏感です。最近はマスクをしているので、余計に警戒しているのではないかと思いますが、仕草や声の調子、人間関係の空気なども読み取っているようです。 もっと言えば、赤ちゃん自身がその場で、そこにいる人にどのように受け止められているかを、敏感に察知するのではないかと思います。言葉で理解できないからこそ、適切に情報を受け止めているのでしょう。 環境はとても大事ですね。人も場所も、物も・・・。未満児の保育室には、天蓋のように、天井に薄い色の布が張ってあるコーナーがあります。天井が高いと不安になるので、天井までの距離を低く感じるための工夫です。 広い空間よりも狭い空間、高い天井よりも低い天井の方が子ども達は安心するようです。死角にならないように注意しながら遊びのコーナーを作るのも、遊びの独立性を確保するとともに、限られた空間の方が落ち着いて遊べるからです。 一日12時間、園で過ごす子どももいます。居心地が良いことはもちろん、主体的に行動することができ、遊びが広がるような環境をつくることも、私達の大切な役割です。

片づけの習慣

りんごの花保育園では、どの保育室も、子ども達がいつでも自分が好きな遊びができるように、たくさんの玩具が置いてあります。 絵本コーナー、積み木やブロックコーナー、パズルやボードゲームなどができる机上遊びコーナー、ままごとコーナー、お絵かきや文字コーナー、製作コーナーなど(年齢によってコーナーや置いている玩具は違います)、様々なコーナーがあります。 子どもは、一人一人好きな遊びが違うので、子ども達の興味、関心を見ながら、遊びの環境を変えています。未満児クラスは、先生達がいろいろな手作り玩具を作ってくれます。今日は、I先生が、大きな段ボールを家に見立て、周りにボンドで布を貼っていました。きっと子ども達が大喜びをして中に入り、ごっこ遊びが広がるでしょう。 以上児クラスは、保護者の方が様々な廃材を持って来てくださるので、子ども達はイメージを広げて製作に取り組んでいますが、子ども達の手から作りだされるものを見て、時々驚かされることがあります。 子ども達が、好きな遊びに集中できる様々なコーナーがあって、たくさんの玩具があるのはいいことですが、片付けをするのが大変です。 お家でもそうでしょうが、子どもに片付けの習慣をつけるのはとても難しいですね。3歳くらいの子どもを見ていると、遊びながら、次に目に入ったものに興味が移っていくので、自分で遊びに区切りをつけるのは無理なような気がします。 私達も遊んでいるものを片付けてから、次の遊びをするよう何度も言い聞かせていますが、ある程度の年齢にならないと意識できないでしょう。 それでも、小さい頃から少しずつ片づけをする習慣をつけるために、どんな工夫が必要で

ストレス

全国保育協議会の調査で、新型コロナウイルスの感染拡大に伴うストレス要因について尋ねたところ、保育士の90%が「3密が避けられず、感染リスクがあることにストレスを感じている」と回答したそうです。 感染拡大に歯止めがかからず、福岡市の保育園でも園児や保育士が感染したという話が耳に入って来ます。知っている保育園の名前を聞くことも増え、本当に他人事ではありません。 感染者が出れば、すぐに休園をしなくてはいけなくなります。そして、園舎内の消毒、消毒、消毒・・・。保護者の方に迷惑を掛け、子ども達を不安にさせ、先生達も疲弊してしまうでしょう。 随分前、近隣の保育園で、O157が出た時は、保健所の指示に従って、消毒を徹底的に行わなければならず、その年は消毒貧乏になったという話を聞きました。 コロナウイルス感染が長引くほど、感染のリスクは高まります。最近は、濃厚接触者と判定され、PCR検査を受けたという話も身近で聞くようになりました。もう逃げ場はないのかもしれません。 保育現場から3密を失くすことはできません。未満児は、常に側で排泄、食事、睡眠の世話が必要です。少し大きい子ども達も、同じです。リモートワークなどできるはずもありません。 この危機はいつ乗り越えられますか?先が見えない不安で、気持ちが暗くなってしまいますが、私には支えてくれる先生達がいます。きっとたくさんのストレスを感じていると思いますが、いつも明るく楽しそうに働いてくれる先生達に感謝です。

拘り

8月13日、お盆の入りだったので、ご先祖様をお迎えに、お寺に行きました。数年前に建て替えられたお寺は、冷房が行きわたり快適になりました。父や母とお寺に行っていた頃は、猛暑の中、狭く暗い階段を登ったり降りたりして、お墓参りは大変でした。現在はエレベーターも完備されています。こんなに楽してお墓参りをするのは、父や母に申し訳ない気持ちになります。 納骨堂の隅には、ロボット掃除機がちょこんと佇んでいます。なので、いつも床はピカピカで埃一つ落ちていません。このロボット掃除機を見るたびに、時代は変わったな~と思います。 前の保育園では、先生達に、「子ども達が見ているから、掃除機ではなく箒で掃除をしてね。」と言っていました。若い先生達は、ちょっと面倒そうな顔でしたが、子ども達の手本になるように、箒とちりとりを使って掃除をしてくれていました。 りんごの花保育園になってからは、保育室は掃除機を使うようになりました。あの箒への拘りは何だったんだろうと思います(あの頃の先生達、すみません)。子ども達に、『箒やちりとり』と言っても、伝わりません。もう、おうちでも使っていないですよね。 時代は変わります。あの時のあの拘りは、私自身の勝手な思い込みだったのかもしれません。もう、保育室の掃除も、先生達の負担が減るように、掃除機ではなくて、ロボット掃除機にしてもいいのかもしれません。 でも、私の勝手な拘りですが、先生達がきれいに掃除をしてくれるから、保育室が気持ち良く使えることを子ども達に伝えたいと思っているので、もうしばらくロボット掃除機の登場は待って下さい。

子ども服

自分で身の回りのことができるようになってくる3歳頃になると、周りに関心が向くようになり、自分の着替えをしながら、友達の着替えの手伝いをしようとする姿をよく見かけるようになります。 見ている大人は、「まず自分のことをしてから・・・。」と言いたくなりますが、その頃の子どもは、自分のことが自分でできるようになったことが誇らしく、「手伝ってあげたい」という気持ちが出てくるのでしょう。 りんごの花保育園でも、プール遊びや水遊びが始まり、着替える機会が多くなりました。最初は脱いだ服を脱ぎっぱなしで、自分のものがどこにあるかわからず、困ったり、時間がかかったりしますが、回数を重ねるうちに、どうすれば早く着替えられるか考えて準備をするようになります。 おうちでは、お父さんやお母さんが手伝ってくれるので、そんなに困らない子ども達も、保育園では自分のことを自分でしなくてはいけないので、考えたり、工夫したり、振り返ったりします。友達の姿がお手本になるのも保育園の良いところです。 最近は、ボタンやファスナーがついた服が少なくなりました。ボタンがあっても、スナップボタンで、ボタン穴にボタンを通す経験もできません。 以前は、遊びのコーナーにファスナーやボタン掛けの玩具を置いて練習していましたが、だんだん必要性もなくなっています。利便性と安全性を考えて子ども服も変化しているのでしょう。 滑り台から滑り降りた時に、上着のフードが引っ掛かって窒息するという事故が起きたことから、フード付きの服も少なくなっています。様々なものが進化していますが、子どもの手先の器用さが磨かれないのは困ったことです。 手も頭も使うこと

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