ルール その2
- 智子 大瀧

- Nov 5, 2020
- 2 min read
朝、出勤して玄関を入った途端、靴を履いていた3歳児のTちゃんが、「園長先生、今日はおもちゃ持って来てないよ。Yくん(3歳児)も、持って来てないよ。」と大きな声で教えてくれました。
昨日、「保育園におもちゃを持ってこないようにしよう」と、みんなで話したことをちゃんと覚えていて、ルールを守ってくれたようです。
朝の会が終わって、りんご組(3・4・5歳児)は、室見川河川敷にお散歩に行こうと園庭に並んでいたのですが、4歳児のAくんが、私を見つけると、「園長先生、絵本は持ってきていいの?」と聞きました。
Aくんは、図書館に行っては、季節や行事ごとにぴったりの絵本を借りてきて、保育園に持って来てくれます。保育を豊かにする絵本・・・どうしよう?と思いながら、「みんなに聞いてみて。」と答えました。
保育園におもちゃを持ってこないようにするというルールも、様々なものや、ケースが考えられます。
ハロウィンの時に、階段に飾っていた先生たち手作りのかぼちゃなど、捨てるのがもったいなかったので、くじびきをして当たった子にプレゼントしたそうです。翌日、5歳児のRちゃんが、お母さんと一緒に折り紙を折って、くじ引きを作って持って来てくれたそうです。
みんなを楽しませたいと思って作ってきてくれたくじ引きはどうすればいいのか?ルールを決めても、一概に〇×をつけられませんね。
担任の先生も悩み、どうしたらいいのか尋ねられたので、子どもたちと話し合って決めてほしいと伝えました。自分で考えたり、友達の意見を聞くと、ルールの理解が深まり、守ろうとする気持ちが育つのではないかと思います。
3歳児にはまだ難しいので、5歳児で話し合って、決まったことを子どもたちから3・4歳児の子どもたちに話してほしいとも伝えました。
ルールには、必ず解釈の相違、例外や特例をどうするのかという問題が出てきます。問題が出た時はどうすればいいのか・・・子どもの世界も同じです。とことん話し合ってほしいと思います。






Comments