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自分たちの世界

 5月の『みーちゃんのおはなしかい』でした。初めてマスクをされていないお話会の先生方の顔を見て「だれ?」と警戒していた子もいたようです。「お話を始めたら、声を思い出してくれたようで、いつものようにお話を聞いてくれました」とお話会の先生が話されていました。これは未満児クラスの子ども達の様子です。


 以上児クラスの子ども達は、マスクを外した顔をすぐにわかってくれたそうで、年齢で認識に差があることがわかりますね。以前ブログにも書きましたが、赤ちゃんクラスの先生がマスクを外した時も、子どもたちは怖がって泣いたそうです。口がある顔に慣れていなくて、家族以外の人は目とマスクだけで認識していたので、口が見えると別人のように感じるのでしょう。そんな世界で子どもたちは日々過ごしてきたのですね。


 今日は、いつもにも増してお話会の先生方の穏やかな声がよく聞こえて、楽しいお話会になりました。長い絵本のお話も、言葉だけで語るストーリーテリングもよく聞いていました。「1年経つとこんなに違うんですね。」と、4歳児の子どもたちの昨年の姿を思い出して、お話会の先生方と懐かしく話しました。


 4歳児の男の子たちは、毎日虫探しに夢中で、なかなか朝の会やみんなでする活動に参加してくれません。朝、体操が終わってお部屋に入る時も自分たちの世界の話に夢中で、先生たちの声が聞こえていないかのようにいつまでも玄関で話しています。自分たちの世界で楽しんでいる子どもたちを見ると、おもしろいな、いいなと思います。他の人の声が耳に入らないくらい、自分たちの世界が楽しくて仕方がないのでしょう。もう少し、その世界で遊ばせてあげてもいいのかな~と思っていますが、そうはいかない時間も・・・。


 そんな子どもたちにも楽しいお話の世界を味わってほしいので、座る時はバラバラに座ってもらいました。最初は不満そうな子ども達も、だんだんお話の世界に引き込まれていきます。自分たちの世界だけでなく、周りの世界に目が向くようなワクワクする活動にも取り組んでいきたいと思います。

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