『おもしろい』のその先へ
先日の職員勉強会では、外(園庭)遊びについて問題提起をされました。私もずっと悩んでいるのですが、なかなかいい方法が思いつきません。
りんごの花保育園には狭いのですが、砂場も小さな家もある園庭があります。みんなこの園庭でよく遊んでくれます。こんなに狭い園庭でもあちらこちらにグループができて、それぞれの遊びを楽しんでいます。
でも、子ども達が園庭で遊び始めると、私たちは見守ることが多くなります。子どもがけがをしないかな(もちろん大事な見守りです)?子ども同士でけんかにならないかな?と近くで子ども達の姿を見守ってしまいます。
見守ることは保育者の大事な援助の一つですが、いつも見守ってばかりだと、子どもたちの遊びが、広がったり、深まらなくなってしまいます。子ども達の遊びが停滞しないように、興味があるものを準備したり、新しい遊びを提案することがとても大切です。保育室の環境についてはみんな一生懸命考えて、定期的に変えているのに、外遊びに意識が向いていないことは課題です。
早速、はな組(1・2歳児)担当のS先生が、おうちにあった終わりかけのビオラの苗を持って来てくれたそうです。子ども達は、花びらを水に浮かべたり、並べたり、友達同士で水を入れ合ったりして夢中になって遊んだということです(園だよりに書いてありました)。
外でなければできない遊びもあります。特に、水や砂、泥遊びは、そのものが子どもの手や発想によって様々に変化するので、いつまでも飽きることなく遊んでくれますが、でも、それだけではもったいないです。その先に行かなければ!
保育室での遊びは楽しいですが、外では、自然の力が加わるので、さらに楽しい遊びが広がります。その先に連れて行ってくれるのは、おもしろい遊びを提供してくれる先生たちですね。
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