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ありがとう

 りんご3組(5歳児)、最後の登園日で、12名全員出席でした。朝からいつもと違う様子で、なんとなく寂しそうに見えたのは私の心が反映されたからでしょうか。


 保育室では、それぞれ最後の遊びを存分に楽しんでいました。男の子たち6人で顔を突き合わせて真剣な表情でLaQ(ラキュー)に取り組んでいます。友達と一緒だったので、こんなに集中して複雑なものが作れるようになったのでしょうね。小さな部品をガラガラ音を立てながら探す姿が、もう見られなくなってしまうのは寂しいです。


 担任のM先生が昨年から取り組んできた、子ども達が書いたひらがなを見せてくれました。初めは、逆さになったり、線がくねくね曲がっていた文字がしっかり書けるようになっていました。小学校に行っても、自分の名前が書けるので、戸惑わずに、良いスタートが切れそうです。文字を読めるようになると、入ってくる情報量が格段に増えるので、これから更に知識欲が増すと思います。そんな子ども達の成長を見られないのは・・・。


 午後から、全員揃って今まで行ったことがない公園に、最後の散歩に行っていました。頻繁に散歩に行っていたので、体力もつき、遠くに散歩に行っても元気いっぱいに帰って来ます。ダンゴムシや大きな石!(ずっしりと重たかったです)をEくんががんばって持って帰って来ました。力持ちのEくんは、みんなのためにがんばる子でした。ありがとう。


 夕方、廊下から大きな泣き声が・・・。YちゃんとKちゃんです。寂しいと泣いてくれました。Yちゃんのお母さんが、「入園した頃は『帰りたい』と大泣きしていたのに、今は『もう保育園に行けないから寂しい』と泣いてくれるまでになって・・・」とお母さんも一緒に泣いてくれました。


 最後のお迎えをされるお母さんたちも、涙、涙・・・。「いい保育園に巡り会えてよかったです。」こんな宝物のような言葉をたくさん頂きました。この言葉を励みに、明日からまた新しい子ども達を迎えたいと思います。


 りんご3組の子ども達、いつでも遊びに来てください。あなたたちの成長が私たちの心の支えです。



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