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異次元の少子化対策

 今年4月にこども家庭庁が誕生します。岸田総理は年頭の会見で、『異次元の少子化対策』に取り組むと明言しました。『異次元の少子化対策』とはどんな対策なのでしょうか?これまでの少子化対策とは視点を変え、規模を変えるということですよね。期待したいと思います。


 昨年の出生数は77,1万人で、亡くなった人と生まれた赤ちゃんの人数で日本の総人口を計算すると、60万人減少したことになります。毎年鹿児島県規模の人口が失われていくのは本当に怖いですね。


 2060年現状のまま推移すれば、人口ピラミッドは、65歳以上の高齢者が全人口の4割を占め、0歳から14歳の子どもは1割弱になると推定されています。街中で出会う10人に4人が高齢者、子どもは1人か2人になる社会を想像すると、事の重大さが身に迫って来ます。


 子どもを産む、産まないは個人の自由な選択ですが、便利な個人主義の中で育って来た人達が自分の時間の大部分を費やすことになる子育てを選択してくれるかどうか、今後更に難しくなるように感じます。国を挙げての支援が必要不可欠です。


 超高齢社会は将来性や活力への不安から世界に背を向けられてしまうかもしれません。子どもを産むことに価値を感じられるように、もっと子育てに優しい、誰もが子育てに関わることができるような社会になるように願います。

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