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知的好奇心

 今朝、事務室に入って来た5歳児のYちゃんとSちゃん。私の机にあった定規を使って、いろいろなものを測り出しました。


 これは○㎝、ここは○㎝・・・「園長先生、携帯貸して。何センチか測るから

。」「12㎝だよ。Yちゃんのは13㎝なんだけど。


 5歳児が携帯を持っているからと言ってもう驚く世の中ではないですね。


 「12㎝と13㎝なら、あまり大きさは変わらないね」と言うと、「うん、そうだね、同じくらいだよ」とYちゃん。


 しばらく事務室の中にあるものを測って、また園庭に遊びに行きました。


 さすが5歳児です。知的好奇心を発揮し、新しい知識を使って、この世界を知ろうとしています。


 娘が以前話していたことを思い出しました。娘の友達のお子さんが年長組になった時に、幼稚園はおもしろくないと言い出したそうです。


 1年間、そんな感じで幼稚園に通い続け、お母さんも心配していたそうですが、小学校に入学した途端、生き生きと通うようになったそうです。


 その時はわからなかったそうですが、その子にとって、幼稚園でしていることがつまらなかったということに気づいたとお母さんが言っていたそうです。


 そうなんです。5歳児は、知的好奇心が著しく発達する時です。論理的に物事を考えようとし、認知能力が飛躍的に伸びます。5歳児を義務教育の中に入れようとする動きがあるのも頷けます。


 でも、保育園、幼稚園にとって5歳児は保育を高めるための大事な存在です。5歳児の知的好奇心が満たされ、さらに発達を促し、毎日生き生きと過ごすために『キラキラデー』の役割があるのだと思います。

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