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食べることは楽しい

 りんごの花保育園では、歩く前のお子さんは、保育者のお膝に座って食べ

ています。子どもと向かい合うのではなく、同じ方向を向くので、距離が近くなり、言葉にできない子どもの思いに気づくことができます。背中がしっかり支えられるので、姿勢が安定して、落ち着いて食べられるのもいいです。


 子どもの反応を見ながら、ゆっくり食べさせます。好きなもの、おいしいと感じたものは、スプーンを口の前に持って行くと、自分からパクっと食べてくれます。触感や味が嫌な時は、舌で押し出すのですぐにわかります。少し間をおいて食べさせると食べてくれることもあるので、もう一度チャレンジしてみます。


 食事が楽しいものになるように、先生たちは、一人一人の子ども達のペースに合わせながら、「おいしいね。」「もぐもぐね。」と優しく語り掛けながら食べさせているので、食事の時間は温かい雰囲気に包まれています。


 歩けるようになると、手先や指先も思い通りに動くようになるので、自分で食べようとする気持ちが出てきます。その時期は手づかみ食べをたくさんさせてあげるといいですね。自分の口に入る量を調節したり、温かさや冷たさを感じたり、食材の感触を知ることができます。何より自分で食べた方がおいしいですよね。


 人は空腹を満たすだけでなく、食事を摂ることで気持ちを満たすこともできます。おいしいものを食べると幸せな気持になりますよね。イライラしている時に、甘いものを食べると気持ちが落ち着いた経験はありませんか(私だけでしょうか)?


 りんご組がコロナウイルス対策で、黙食を始めた当初、おかわりする子がいなくて、急に残食が増えた時期がありました。一人で黙々食べる食事はあまりおいしく感じないですね。食事はコミュニケーション力を作るためにも大事なことがよくわかりました。


 昨日、一昨日とブログに書いた1歳児のAくんは、食事を楽しんで食べてくれるようになりました。お迎えに来られたおばあちゃんが、「先生たちがよく見てくれるのでありがたいです。ここに預けることができて本当によかった。」とおっしゃってくださいました。


 私たちもAくんと一緒に過ごすことができて嬉しいです。どんなお兄ちゃんに育っていくのか想像するとワクワクします。

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