不易と流行
- 大瀧智子
- Feb 14, 2018
- 2 min read
いつの時代も変わらないもの、その時々によって変わるもの、幼児教育にも『不易と流行』があります。
幼児教育の父と言われる倉橋惣三が活躍した大正時代から現在まで、子どもにとって『遊び』が重要だということは、幼児教育を学んだ人ならば異論はないと思います。子どもは遊びを通して物事の成り立ちや仕組みを知り、遊ぶことで人との関わり方やルールを学びます。
幼児教育にも流行があります。〇〇式保育や将棋で活躍する〇〇さんが小さい頃〇〇をしていたと聞けば、あっという間にブームになってしまいます。
子どもの吸収力は高いので、教えるとかなり高度なことができるようになる子もいます。怖いのは、特定の教育(?)は、全ての子どもが興味を持つわけではなく、できないことで意欲や自信を失くす子もいるということです。
年中組くらいになると、友達と自分を比べるようになります。特定の教育(?)は、成果が明らかなことが多いので、できる子、できない子、子ども自身が自分にも友達にもそんな評価をすることはないかと気になります。
『遊び』は、どの子にもたくさんのことを教えてくれます。一人ひとりが面白いと思ったことを、今持っている最大限の力を使って次のステップを目指すのが『遊び』のすごいところです。『遊び』に集中している時の子どもの顔を見て下さい。真剣そのもので、研究者のようです。
一般に『遊び』の重要性があまり認識されていないのは、私達の説明が足りなかったからだと反省しています。子どもが『遊び』から何を学んでいるのか、学んだことを活かして、何ができるようになったのか、「ふ~ん、なるほど!」と納得してもらえるよう、しっかり伝えていきたいと思います。
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