安全基地

 毎月1回行っているクラス会議の日でした。各クラスから1名出席して、月のねらいがどの程度達成できているかを評価し、翌月の目標を確認します。園全体で連携し、情報交換をする大事な会議です。

 つぼみ組(0・1歳児)は、新任のY先生が出席でした。つぼみ組には、6月に入園して、まだ泣いている0歳児のMちゃんがいます。Y先生はMちゃんの担当で、なかなか慣れずに泣いているMちゃんをいつも抱っこしています。Mちゃんは、抱っこされている時、必ず片方の小さな手で先生達のポロシャツの襟元をしっかりつかんでいます。「私のこと、絶対離さないで!」と言っているかのようです。1ヶ月その状態なので、Y先生が悩んでいるんじゃないかと思っていたのですが、「Mちゃんが安心して自分から下りるまで抱っこしていようと思っています。Mちゃんの安全基地になれるといいなと思っています。」と言ってくれました。

 『安全基地』・・・困った時、悲しい時にすぐにそこ(安全基地)に戻り、安心感を取り戻して、子ども達はまた外に向かって働きかけ、自分の世界を広げていきます。小さい子どもたちに、その場所(安全基地)があるのはとても大切です。今年卒業したばかりの先生がそんな思いでMちゃんに関わってくれていたことを知り、とても嬉しかったです。

 夕方、同じつぼみ組のS先生も、「Mちゃんが自分で納得して下りてくれるまで抱っこしてあげてていいんじゃないかと思っています。もう1ヶ月経つんだから、そろそろ下りてくれてもいいんじゃない?というのは、大人の勝手な思いで、それを決めるのは、Mちゃんだと思ってるので、ゆったり関わっていこうと思います。」ベテランの先生も、こんな思いでいてくれるのは、本当に心強いです。

 18時前、主任のA先生が、「Mちゃん、Rちゃん(年中組)に抱っこされているんですよ。見て下さい」と嬉しそうに教えに来てくれました。ちょうどそこにMちゃんのお母さんもお迎えに来られて、Mちゃんがお姉ちゃんの膝の上に座っているのを見て、嬉しそうでした。

  「私が抱っこしていたら、Rちゃんが手を広げて『おいで』って言ってくれて、それを見たMちゃんが自分から下りて抱っこされたんですよ。」と、Y先生がとっても嬉しそうに報告してくれました。

 新任の先生、ベテランの先生、みんなが同じ思いでいると、時間はかかってもその思いが伝わるのだと思いました。温かい先生達ばかりで、本当に有り難いです。

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